EC事業者とチャージバック
2023-01-24 11:00:01
EC事業者の約9割がチャージバック対策を検討中!その実態とは?
EC事業者の約9割がチャージバック対策を検討中!その実態とは?
「チャージバック」という言葉を耳にしたことはありますか?これは、クレジットカード決済で発生する問題で、顧客が不正利用された場合や商品に満足できなかった場合などに、カード会社が売上の返金を加盟店に要求する仕組みです。最近では、インターネットの普及とコロナ禍の影響でECサイトの利用が増えたため、チャージバックのリスクはより身近なものとなっています。そこで、クレジットカード決済代行サービス『SUI』を運営する株式会社シマトモは、EC事業者を対象にチャージバックの発生リスクやその対策についての調査を実施しました。
チャージバックの実態
調査によると、6割以上のEC事業者がチャージバックの経験があり、その中でも高頻度で発生していると回答した事業者が多く見られました。具体的には、年に数件のチャージバックを経験している事業者が最も多かったとのことです。また、1回あたりのチャージバック金額も1万円から10万円未満のケースが最多を占めており、10万円を超えるケースも20%近く確認されました。
チャージバックの主な原因としては、「カードの盗難や紛失」が37.5%を占めており、第三者によるカード番号の悪用も多くの事業者に影響を及ぼしています。これにより、事業者は不正利用のリスクにさらされ、売上を巻き込む深刻な状況に陥ってしまう可能性があります。
カード会社の対応とは
チャージバックが発生した際、各カード会社や決済代行業者の対応は様々です。迅速に調査を行い補償を行うケースながらも、補填がない場合もあり、事業者にとっては対応の差がストレスとなることもあります。この調査での回答からは、各社の対応のバラツキが明らかになりました。
対策を検討する事業者の実態
驚くべきことに、約9割の件数を持つ事業者がチャージバックの発生件数を減らしたいと考えている一方、実際に対策を講じているのは約3割に留まっていることがわかりました。多くの事業者が「現在検討中」と回答しており、実際のアクションを取れていない現状が浮かび上がっています。
対策ができていない理由としては「被害にあった経験がなく、実害が小さい」という声が多く、適切な対策が何か分からないという意見も目立ちます。実際、チャージバックが発生した際の対処方法として不正検知サービスや3Dセキュア認証サービスの導入を検討している事業者が約70%に達しています。
安全な取引の実現に向けて
クレジットカード決済において、事業者は本人確認を行っていなければ、チャージバックの際の損失を負う責任があります。そのため、3Dセキュアなどの本人認証手段を導入することで、被害を最小限に抑えることができます。今回の調査結果からも、事業者が今後のセキュリティ対策を強化し、顧客との信頼関係を保つための方策が必要であることが読み取れます。
このような状況下において、EC事業者にとってクレジットカード取引のセキュリティ対策を強化できるパートナーが登場することが求められています。例えば、『SUI』では様々な業種に適した決済サービスを提供しており、迅速な導入が可能です。デバイスを問わず利用できる決済方法や、安価な導入コストが魅力で、セキュリティ体制も万全です。これらを考慮することで、EC事業者は安心してクレジットカード決済を導入できる環境が整えられるでしょう。
まとめ
調査結果から、チャージバックはEC事業者にとって重大なリスクであることが明らかになりました。事業者はセキュリティ強化に向け、今後の取り組みを進めることが求められています。顧客との信頼を築くためにも、安全な取引の実現に向けた対策が不可欠です。EC事業者に対するクレジットカード決済の改善が進展することを期待しています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社シマトモ
- 住所
- 東京都中央区日本橋箱崎町17-9箱崎升喜ビル4階B
- 電話番号
-
03-6667-0668