『障がい者所得倍増計画』に託す胡蝶蘭の未来と挑戦
新型コロナウイルスの影響により、多くの事業が困難な状況に置かれていますが、NPO法人AlonAlonが進める『障がい者所得倍増計画』もその一つです。特に、同団体が栽培する胡蝶蘭は現在、1000本以上が行き場を失うという危機的な状況に直面しています。
胡蝶蘭栽培の現状
千葉県富津市に拠点を置くAlonAlonでは、知的障がいをもつメンバーとともに胡蝶蘭を栽培・販売しています。しかし、昨年の台風15号による被災で5000株の苗がすべて失われてしまいました。そんな中、支援を受けて新しい苗を購入し、一生懸命に栽培を進めてきた矢先、今年の出荷予定本数約800本の胡蝶蘭が多く注文キャンセルに見舞われています。
「さぁこれから!」というタイミングでのこの影響は、メンバーが努力してきた成果を無にしてしまうものです。彼らは実際に働きながら、胡蝶蘭の栽培職人へとの成長を目指しています。AlonAlonの花を通じて、障がいを持つ人々がしっかりと利益を得ることができる、そんな社会を作りたいという願いが込められています。
就労の現状
日本全国には約30万人の利用者がいる就労継続支援B型事業所がありますが、彼らが企業に就職できる確率はわずか1%です。AlonAlonでは、その中でも中度から重度の障がいを持つ方々が働くための場を提供しています。
特徴的なのは、メンバー全員が胡蝶蘭の栽培を通じて、職人として成長していくことができる点です。企業へ就職することを目指しながら、花の栽培に取り組むことで、自己実現を果たすことができるのです。
実際、1〜2年後には多くのメンバーが大手企業へ就職し、そこで自分の職業に誇りを持つようになります。取引先のイベントやお祝いごとの際に、AlonAlonの胡蝶蘭が使われることは、彼らの誇りを高める大きな要素となっています。皆で取り組むこのプロジェクトは、障がい者の雇用拡大に寄与するだけでなく、日本の花栽培市場にも貢献することを目指しています。
今後の展望
「日本の花栽培の30%を、知的障がい者や精神障がい者が支える業界にしたい」というのがAlonAlonの大きな目標です。私たちの胡蝶蘭は多くの企業に採用されており、その品質は高く評価されています。
そのためには、今こそ皆さんの支援が必要です。今回の胡蝶蘭のピンチを乗り越え、新たな出発を遂げるために、ぜひプロジェクトへの応援をよろしくお願いいたします。支援者の皆様が加わることで、障がい者たちの未来がより輝かしいものになることを信じています。
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障がい者支援と花の栽培が融合したこのプロジェクト。あなたの温かい支援が、彼らの笑顔につながります。ぜひご検討ください。