大阪・関西万博「いのちの遊び場クラゲ館」新作能映像公開の特別企画

万博の中心「いのちの遊び場クラゲ館」に新たな文化誕生

大阪・関西万博のシグネチャーパビリオンである「いのちの遊び場クラゲ館」は、様々な文化が交わる場として注目を集めています。プロデューサーの中島さち子が手掛けるこのパビリオンでは、万博のクライマックスに向けた特別企画として、記憶に残るライブ映像をYouTubeチャンネル「KURAGE Band & the Jellyfish Fellows」で公開しました。この映像には、万博会場で新たに誕生した文化の瞬間が収められています。

「いのちの祭り」と新作能の魅力

公開された映像は、「いのちの祭り～World Life Band～Vol.3」のアーカイブです。このステージでは、伝統的な能楽を現代に活かす活動を行っている山本能楽堂が、新しい試みとしてKURAGE Bandとのコラボレーションで生み出した新作能、その名も『いのちの能 Jirin「時の輪」～巡り巡りて』が初披露されました。タイトル「Jirin」は、チベット密教の仏教用語で、時の循環を意味し、生命のエネルギーが一つにまとまることを表現しています。これにより、能楽が持つ神秘性と現代の文化が融合する新たな形が生まれました。

さらに、ニュージーランドの先住民族マオリによる力強いハカが、生命の躍動を全身で表現し、音楽や舞踏、そして伝統芸能が国や世代を超えたメッセージを届けることに成功しました。このイベントは、「いのちを高める」というテーマの中で、観客にもそのエネルギーを伝え、一体感を生むことを目的としています。

文化の交差点としての万博

今回の映像公開は、万博という特別な場だからこそ実現したものであり、世界各地の文化が持つ美しさとエネルギーを感じる貴重な機会となります。会場に足を運んだことがない人でも、映像を通じて新文化の息吹を感じ、多様な文化が共鳴する未来の可能性について考えるきっかけになることを願っています。特に、日々の生活の中では思うことも少ない文化の交響を目の当たりにして、新しいことへの理解を深めるチャンスです。

観客との共鳴を創り出す

このイベントは、単なる観客のイベントではなく、すべての参加者が演者となる参加型の祝祭です。マオリとクラゲ館とのコラボはその一環であり、各地域の文化が集まり互いにインスパイアし合うことで、より深い交流が生まれるのです。

特に『いのちの能 Jirin「時の輪」』は、過去のパフォーマンスを引き継ぎつつ、アーカイブ映像はこれからの文化祭典への期待感を高めるものです。さまざまなアートのスタイルが融合し、新しい芸術表現が芽生える様子にぜひ目を向けてみてください。

「いのちの祭り」アーカイブ映像の詳細

【チャンネル名】「KURAGE Band and the Jellyfish Fellows」
【公開期間】2025年9月21日（日）～10月13日（月・祝）（予定）
【内容】「いのちの祭り～World Life Band～Vol.3」
その中には、8月6日開催予定だったマオリとのコラボ新作能『時の輪』、山本能楽堂とKURAGE Bandによる特別なパフォーマンスが含まれています。これは必見です！

この特別なアーカイブ映像は、万博終了までの期間限定で公開されるため、文化の宝庫に触れられるこの機会をぜひお見逃しなく。参加者の皆さん、一緒に感動の瞬間を味わい、新しい文化の扉を開きましょう。