木更津高専の特別講義
2025-11-19 13:52:39

木更津高専がサイバーセキュリティの未来を築く特別講義を開催

木更津高専でのサイバーセキュリティ特別講義



千葉県木更津市に位置する木更津工業高等専門学校(以下、木更津高専)では、令和7年10月24日に株式会社ラックから講師を迎えてサイバーセキュリティに関する特別講義が行われました。この講義では現役のセキュリティエンジニアが、サイバーセキュリティ業界の実情やエンジニアとしてのキャリア形成について具体的な事例を交えながら学生たちに伝えました。

講義の内容



まずは、長谷川長一氏が講演を行いました。彼は株式会社ラックのサイバー・グリッド・ジャパンで主席研究員を務め、同社の産学官連携や国際活動について説明しました。木更津高専生にとって、国際的なセキュリティの現状を知ることは非常に重要です。長谷川氏は「サイバー犯罪対策には、警察庁やインターポールと連携して取り組んでいる」と述べ、具体的には日本サイバー犯罪対策センター(JC3)への参画状況や、Microsoftとの共同リリースによる海外詐欺組織の摘発など、国際的な取り組みを紹介しました。

さらに、セキュリティの対象がコンピューターやネットワーク、クラウド、IoT、ロボット、暗号資産、そしてAIにまで拡大していることを解説し、木更津高専生が今後のキャリアを築く上での視点を提供しました。「特にIoTやAI、ロボットといった新しい領域での実践力が求められています。ぜひ積極的に挑戦してほしい」と長谷川氏は強調しました。

業界のリアルな声



講義の後半には、前田恭耶氏が登壇しました。彼は高知高専卒で、現在は株式会社ラックでコンサルティング統括部に所属し、インシデントレスポンスやデジタルフォレンジック業務を担当しています。前田氏は現場の業務内容を明らかにし、サイバー攻撃の初期対応や証拠保全、調査解析の重要性について語りました。「興味や適性を考慮してキャリアを選ぶことが大切です。積極的に挑戦してください!」と学生たちに呼びかけました。

質疑応答の時間も設けられ、学生からは具体的な質問が寄せられました。「サイバー救急センターへの相談頻度は?」との質問に前田氏は「1日数件程度で、休日でも対応している」と返答。また、「警察と企業のフォレンジックの違いは?」という問いに対して、「警察は立件が目的ですが、企業は原因究明と復旧が主な目的です」と説明し、長谷川氏も補足を行いました。

さらなる学びの機会



講義の最後には、講師陣から「高専生ならではの強みを活かし、様々なイベントやコンテストに参加することを検討してほしい。興味・関心・適性に基づいた長期的なキャリア形成が重要です」とのメッセージが届けられました。現場で活躍するエンジニアたちの言葉に、学生たちの目が輝いていくのが印象的でした。

木更津高専について



木更津工業高等専門学校は、1967年に設立され、これまで58年間で多くの卒業生を輩出しています。卒業生は国内外で幅広く活動しており、創造的なエンジニアの育成に力を入れています。学院は特に、国際的な視野を持ち、自ら考え決断する力や創造力、実行力を養うことを目標としています。詳しい情報は公式ウェブサイトでご確認ください。


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会社情報

会社名
独立行政法人国立高等専門学校機構
住所
東京都八王子市東浅川町701-2
電話番号

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