インターネット広告分析
2025-03-12 16:35:30
2024年 日本の広告費のインターネット広告媒体費の詳細分析と予測
2024年 日本の広告費に関する詳細分析
国内のデジタル領域をリードする企業であるCCI、電通、電通デジタル、セプテーニが共同で発表した2024年の広告費に関する調査結果をお伝えします。この調査は「2024年 日本の広告費」の一環として行われ、特にインターネット広告媒体費に焦点を当てています。
2024年の総広告費の推移
2024年の日本における総広告費は、前年比104.9%の76,730億円となり、2021年から継続的に成長を遂げています。特筆すべきは、この成長に伴い、広告費は3年連続で過去最高を記録したことです。特にインターネット広告費は、社会全体のデジタル化を受けて力強く伸び、前年から3,187億円増加し、36,517億円(前年比109.6%)という新たな最高記録を達成しました。この金額は、総広告費に対して47.6%の割合を占めています。
インターネット広告の詳細な内訳
インターネット広告費の中から制作費やECプラットフォーム費を除いた媒体費は、ビデオ広告とソーシャル広告の成長を反映し、前年比110.2%の29,611億円に達しました。特にビデオ広告は、前年比123.0%という高い成長率を記録し、その市場規模は8,439億円に達しています。これら広告の中でも、インストリーム広告とアウトストリーム広告がほぼ同じ構成比(それぞれ50.5%と49.5%)を持つと報告されています。
ソーシャル広告と検索連動型広告の急成長
ソーシャル広告は、初めて1兆円を超え、前年比113.1%の1兆1,008億円に達しました。これらの広告は、インターネット広告媒体費の37.2%を占め、特にSNS上での展開が目立っています。また、検索連動型広告は全体の40.3%を占めており、依然として広告費の中での支配的な位置を確保しています。
2025年の予測
2025年においては、インターネット広告媒体費が32,472億円に達することが予測され、特にビデオ広告は114.7%の成長率を維持すると分析されています。これにより、ビデオ広告市場は引き続き重要な位置を占めることが期待されます。
取引手法の変化
取引手法別に見ると、運用型広告が88.1%という圧倒的な構成比を示し、一般的な予約型広告との差が広がっています。これからの広告界では、デジタル広告の進化とそれに伴う新しい手法の登場がより一層重要になることでしょう。
まとめ
2024年の広告費は過去最高を更新しましたが、インターネット広告の成長がその背後にある重要な要素です。2025年にはさらに成長が期待され、特にビデオ広告が注目される中、今後の市場動向に期待が高まります。これらのデータは、広告業界の未来を占う手がかりともなるでしょう。
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株式会社CARTA COMMUNICATIONS
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