次世代エッジAIボックス
2020-12-14 14:10:50

Thundercommが発表した次世代エッジAIボックスTurboX EB5の特長と利点

次世代エッジAIの進化をリードするTurboX EB5



IoT(Internet of Things)分野において、Thundercomm(サンダーコム)は次世代エッジコンピューティング製品、TurboX EB5 Edge AI Boxを発表しました。この製品は、業界初となる高性能なAIコンピューティング機能とビデオデコーディング機能を兼ね備え、エッジコンピューティングの未来を切り拓くものです。

TurboX EB5は、高性能を誇るQualcommのIoTシステムオンチップ(SoC)を基盤に開発され、最大15 TOPSのAI性能と、最大24チャンネルのフルHDビデオ処理能力を実現しています。この高い性能により、同時に24台のIPネットワークカメラを接続でき、SNPE(Snapdragon Neural Processing Engine)を利用した強力なエッジAI推論処理を提供します。これにより、リアルタイムでのデータ分析やアプリケーションの展開がよりスムーズに行えます。

TurboX EB5は、LinuxおよびAndroidオペレーティングシステムに対応しており、5G接続のサポートも加わることで、さらなる利便性が向上しました。エッジデバイスからのデータを効果的に処理するために、インテリジェントエッジオペレーティングシステムTurboX Edge OSを内蔵しており、データストリームのプロセスを安全に行うことが可能です。

幅広いIoTプロトコルへの対応



TurboX EB5は、Modbus、BACnet、CANなどの多くのIoT通信プロトコルに対応しており、AWSやMicrosoft Azureといった主要なクラウドプラットフォームとの連携もスムーズです。これにより、時代の要請に応じた柔軟なシステム構築が可能となります。特に、ファンレスデザインによる静音性や多様なインターフェースを備えることで、建設現場やヘルスケア、リテール、工場、交通機関などの厳しい環境でも安心して使用できる産業グレードの製品となっています。

経営者のコメント



ThundercommのCEO、Hiro Cai氏は「IoTアプリケーションは様々な産業シナリオに合致する必要があります。TurboX EB5を通じて、クライアントのデジタルトランスフォーメーション(DX)を強力に推進していきます」と述べています。このメッセージからも、同社が顧客のニーズに応える製品開発をしっかりと考えていることが伺えます。

TurboX EB5の導入事例



実際にTurboX EB5を導入したBijoux Healthcare(Beijing)Biotechnology Co., Ltd.の主任コンサルタント、Ning Zhang氏は、「妊娠女性プログラムにおいて、リアルタイムでの超音波映像の送信と保存が解決できました。AI性能や低電力消費に感銘を受けており、特に医療現場での評価は非常に高いです」と語りました。このように、具体的な導入事例からもTurboX EB5の実力が証明されています。

日本市場への展開



日本市場での展開についても注目が集まります。Thundercomm Japanが法人向けにTurboX EB5の販売を開始し、ソフトウェアやハードウェアのカスタマイズサービス、技術サポートも提供しています。興味のある企業は、ぜひ同社のウェブサイトを通じてお問い合わせしてみてください。
Thundercomm公式サイト

Thundercommについて



サンダーコムは、サンディエゴに本社を置き、ThunderSoftとQualcommの合弁会社として設立されました。IoTや自動車業界におけるイノベーションを促進し、次世代製品の開発を推し進めています。同社は、オペレーティングシステムの能力に加え、広範なソフトウェアおよびAI技術を駆使して、クライアントに信頼されるパートナーとしての地位を確立しています。

会社情報

会社名
サンダーコムジャパン株式会社
住所
東京都品川区大崎2-11-1大崎ウィズタワー 9階
電話番号
03-6417-9366

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