freeeが発表した「青色申告75万円控除」に関する意識調査
freee株式会社は2026年分の確定申告を予定する個人事業主や副業を行う会社員を対象に、青色申告に関する意識調査の結果を公開しました。この調査は、国税庁が2026年より適用開始予定の青色申告特別控除額を65万円から最大75万円に引き上げる法改正を背景に行われています。調査の目的は、制度の認知度や適用意向、手続きに関する不安を探ることでした。
75万円控除の詳しい内容
新たに改正される75万円控除では、特定の要件を満たすことにより、課税所得から10万円分の控除が増加します。これにより、税負担が軽減されるわけですが、調査結果によると、制度そのものの認知度は約7割に達している一方で、その詳細や要件については十分に理解されていないのが現状です。
認知度と理解度のギャップ
調査によると、75万円控除について知っていると答えた人の中で、実際に要件を理解しているのは26%に過ぎません。64.7%の人が、自分が対象になりうるのか、何をすべきかに不安を持っています。このことから、情報は入手できても、実際の適用に至っていないケースが多く見受けられます。
手続きの複雑さが障害に
具体的な手続きを把握している人は少なく、適用に向けた意欲があったとしても、手続きの複雑さやミスへの不安が最も大きな障壁として浮上しています。制度を知っている人の中でも、多くの人が「手続きが分からない」と感じているため、freeeはこの点に対して啓発活動を行う必要性が迫られています。
働き方による認知の差
興味深いことに、働き方によって認知度に差が見られました。一般的に個人事業主やフリーランスの方が、制度に関する認知は低い傾向があります。今回の調査では、全く知らなかったという人が、会社員の26.4%に対し、フリーランスや個人事業主では40.6%に達しており、この点においても心理的なバリアが存在することが明らかになりました。
インボイス制度との連動
また、税制上での情報を受け取るためにインボイス制度への対応状況別に見ると、適格請求書発行事業者としてすでに登録を済ませた人々の多くが、75万円控除の適用に前向きでした。これは、経理面でのデジタル化に取り組むことで、自信を持って新たな制度に向き合えるようです。
freeeの取り組み
freeeでは、今回の法改正に対応した機能を新たに提供していくほか、ユーザーが抱える「わからない」を解消するためのコンテンツを充実させる方針です。手続きの自動判定機能や、分かりやすい解説素材の提供が求められています。未来のスモールビジネスを支援するために、ユーザーにとって必要な情報をどれだけ提供できるかが、今後の課題となるでしょう。これにより、制度の利用促進を図るための具体的な施策が整いつつあります。
結論
無料のクラウド会計ソフトを提供するfreeeは、スモールビジネスを支えるための情報発信を続けます。年々複雑化する税制を前に、より多くのビジネスオーナーが法改正をスムーズに利用できるよう、双方のニーズに応じたサポート体制を確立することが急務と言えます。これからもスモールビジネスが活躍できる場を提供するために、レベルアップしたサービスの提供を期待しましょう。