重要無形文化財70周年 近代工芸逸品展
西武池袋本店で行われる「近代工芸逸品展」は、重要無形文化財制定から70年を記念して、特に注目される名作が一堂に集まる特別なイベントです。この展覧会では、二十世紀の巨匠、北大路魯山人をはじめとする人間国宝の作品が展示されており、工芸の真髄を感じ取ることができます。
近代工芸の巨匠たち
北大路魯山人は「器は料理の着物」との言葉を残し、その美意識は現在にでも受け継がれています。本展では彼の代表作である「染付鴛鴦絵花入」が展示されており、そのサイズは径22.5cm、高さ30.5cmで、なんと価格は2640万円。
さらに、富本憲吉の「色絵金彩瓢 壱対」や、加藤土師萌の「色絵金襴手 迎春花文水指」も見逃せません。特に加藤の作品は径16.2cm、高さ15.5cmで、238万円という価格がついています。
現代工芸の才能
展覧会では現代工芸界で活躍する後進の作家たちの作品も展示されています。藤本能道の「草白釉釉描色絵金銀彩尾長図長四角筥」は、長径31.8cm、短径19.5cm、高さ10.0cmのサイズで、297万円という価格が付けられています。また、平田郷陽が手掛けた「熟柿」は、長径27.3cm、高さ14.0cmで264万円。これらの作品からは、伝統と現代の美が交差する巧みな技術を感じられます。
開催情報
この展覧会は、2023年10月から始まり、東京都豊島区南池袋の西武池袋本店にて行われています。会場では、開館時間は午前10時から午後8時とされており、最新の営業時間については公式ホームページにて告知されています。電話での問い合わせも受け付けており、03-3981-0111が連絡先です。
工芸の魅力を再確認できるこの展示は、ただの鑑賞を超えて、観る者に深い感動を与えること間違いなしです。ぜひ、足を運んでその素晴らしさを実感してみてください。