AppBrewとAppTweakの連携による新しいアプローチ
アプリストア向けマーケティングプラットフォームを提供するAppTweak Japan合同会社(以下、AppTweak)が、株式会社AppBrew(以下、AppBrew)の美容プラットフォームサービス「LIPS」と連携し、新たなユーザー獲得の手法を展開しています。これまで主に広告を通じたユーザー獲得に依存していたAppBrewが、経済的な負担を軽減するためASO(アプリストア最適化)の活用に舵を切った背景と、その成果についてお話を伺いました。
1. 導入のきっかけ
AppBrewでは、「LIPS」の新規ユーザー獲得について以前は広告配信を中心に試みていました。しかし、次第にその効果が薄れ、Cost Per Install(CPI)の上昇が顕著になってきたといいます。この状況を打開すべく、AppBrewはASO対策の強化に転換を決意。複数のASOツールを比較した結果、AppTweakの優れたキーワード提案機能と価格のバランスが決め手となりました。
2. AppTweakの活用
一ノ瀬氏によると、AppTweakは主にアプリのパフォーマンス分析とキーワード調査の2軸で活用されています。自社アプリのデータと比較することで、広告の効果がどう変動しているかを見極め、必要なASO施策をピンポイントで実施できるようになりました。また、キーワード調査によりインストールボリュームやリーチ数を明確に把握し、最適なキーワードの選定を行っています。
3. クリエイティブの最適化
さらに、アプリストア内での競争力を高めるため、クリエイティブの最適化も実施しています。高評価のアプリのデータを分析し、それに基づいた仮説を立ててABテストを行うことで、ユーザーの興味を引く要素を模索。実施例としては、複数のスクリーンショットを使ったABテストがあり、これによってTap Through Rate(TTR)が3%向上し、CPIも改善したとのこと。
4. 導入後の成果
一ノ瀬氏は、AppTweakを導入した結果、これまで経験則で行っていたキーワード選定が、データに基づく確かな選択へと変わったと語ります。これにより、ASO施策の効果が大幅に向上し、工数の削減にも寄与しています。ASOと広告が相互に補完することで、より効率的なマーケティング戦略が実現されました。
5. 今後の展望
今後の展望について、一ノ瀬氏は新規ユーザーの獲得だけでなく、既存ユーザーが長くアプリを継続利用する環境作りにも力を入れる方針を示しています。リテンションユーザーへのアプローチを強化し、さらなるユーザー獲得と維持に向けた施策が期待されています。
まとめ
AppBrewがAppTweakを導入することで、ASO施策と広告が戦略的に統合され、ユーザー獲得の最大化が図られる時代が到来しました。「LIPS」が今後どのように成長していくのか、さらなる取り組みに注目です。