年末の恒例行事、朝倉市の餅つきイベント
福岡県朝倉市で開催される、毎年恒例の餅つきイベントについてご紹介します。今年も、グリーンコープ生協ふくおかの協力を得て、杷木団地と柿添団地でそれぞれイベントが行われます。ここでは、地域住民が集まって手作りの餅をつくことで、住民同士の絆を深める大切な機会となっております。
今年の開催概要
日時:2025年12月14日(日) 10:00〜
場所:福岡県朝倉市杷木林田330-1
日時:2025年12月21日(日) 10:00〜
場所:福岡県朝倉市頓田309-1
このイベントの特徴として、餅つき以外にもファイバーリサイクル市や豚汁の配布が行われ、地域全体が一体となって楽しむことができます。特に、豚汁はグリーンコープ生協の甘木店から届けられるなど、地域の食材を活用した温もりあるサービスが特徴です。
背景と目的
杷木団地は2017年の九州北部豪雨で自宅を失った住民が入居する災害公営住宅です。この団地は多様な住民が集まる場所であり、さまざまな世代が共に過ごしています。年末の餅つきイベントは、2019年から開始され、被災者だけでなく、地域に住む全ての世帯が参加できるコミュニケーションの場として定着しています。特に、60歳以上の住民やひとり暮らしの方が多いこの団地では、こうした地域活動が孤立を防ぎ、コミュニティを強化する重要な役割を果たしています。
イベントには毎年70名近い住民が参加し、地域の絆がより一層深まる貴重な機会となっています。互いに声を掛け合いながら、それぞれの世帯が交流を深める場として、この餅つきは欠かせない行事です。
グリーンコープの取り組み
この餅つきイベントは、グリーンコープが地域活動の一環として取り組んでいるものであり、地域に根差した活動を行っています。グリーンコープは「安心・安全な食べ物を子どもたちに」との理念を持ち、多様な地域での生活協同組合として、住民の生活を支援しています。このような背景から、今回のイベントも組合員から寄せられたカンパ金により、必要な費用が賄われています。
まとめ
朝倉市で行われる餅つきイベントは、地域の住民が一緒に集まり、交流を深める貴重な機会です。災害を乗り越え、互いに支え合いながら新たなコミュニティを築くための取り組みとして、今後も多くの人々にとって大切な年末行事として継続されていくことでしょう。地域の皆さんにとって、心温まるひとときとなることを願っています。