三菱HCキャピタルリアルティとの地主ファンド組成に向けた協定
当社は2025年11月6日、三菱HCキャピタル株式会社の完全子会社である三菱HCキャピタルリアルティ株式会社(以下、リアルティ)との間で「地主ファンド」の組成に関する基本協定書を締結しました。この取り組みは、仕入の加速に対応した中長期的な底地の運用を目指しています。
市場背景と企業の成長戦略
2022年に社名変更を行った当社は、テナント業種の多様化、事業エリアの拡大、及び土地のセール&リースバック提案という3つの成長戦略に取り組んでいます。これに伴い、社会環境の変化—例えば、東証改革や投資家からの要請、建築費の上昇—が追い風となり、仕入のスピードが加速しています。
9月時点での今期の仕入金額は867億円に達しており、年間で1,000億円以上を視野に入れています。この勢いを受けて、「地主ファンド」の構成に関してリアルティと合意することとなりました。
地主ファンドの概要
「地主ファンド」は、特に底地に特化した資金運用を行うことを目的とした私募リートの枠組みであり、以下のポイントを押さえています。
- - 資産規模:年間500億円程度、組成から2年間で1,000億円の運用を目指します。
- - 資産内容:底地の信託受益権が組み入れられます。
- - 運用開始日:2026年をターゲットにしています。
- - 運用期間:中長期にわたる運用を見込んでいます。
- - 出資者:リアルティが中心的な役割を果たし、関連会社も関与します。
仕組みと戦略
当社の現在の状況を考慮に入れると、地主ファンドは国内唯一の底地特化型私募リート「地主プライベートリート投資法人」の成長にも寄与することを想定しています。さらに、地主リートに優先交渉権を付与するスキームを採るため、パートナーシップの強化も進めます。
このファンドの運用を通じて、当社は資産の多様化を図り、投資家からの強固な需要を維持しつつ、バランスシートの管理を進めつつ仕入の拡大と持続的な利益の成長を目指します。
今後の展望
基本協定書の締結により、サブアセットマネージャー業務も当社の手によって担われることになります。地主ファンドは、資産規模を拡大させ、長期的に安定した収益を生む基盤の一部となる予定です。
様々な外部要因や社会情勢を考慮しつつ、当社は今後も継続的な成長に向けて努力を重ねていきます。この新たな取り組みにより、より一層の顧客及び投資家の期待に応えていく所存です。