TalentX、Crepeを新たなグループ会社に迎え人材獲得の革新を目指す

TalentX、Crepeをグループ会社化し人材獲得を革新

株式会社TalentXは、人事組織の革新を支援するサービスを提供するCrepeの全株式を取得し、グループ会社化したことを発表しました。今回の動きは、急速に変化する日本の人材市場に応えるための戦略的な一歩です。

背景 - 人材獲得競争の激化

近年、日本企業においては人材獲得がますます困難になっています。いわゆる「求人募集」という従来の方法から、マーケティング活動としてのアプローチにシフトする動きが広がっています。大手企業では「人事部」を「タレントアクイジション部」と改称し、人材採用の重要性を再認識しています。しかし、多くの企業はテクノロジーを導入しても、実際の採用ノウハウやリソースが不足しているという課題があります。

TalentXとCrepeのシナジー

TalentXは、AI技術を活用した採用支援プラットフォーム「Myシリーズ」を展開しており、企業の採用力を向上させる取り組みを進めています。Crepeはその一方で、約2,000名の専門的人事ネットワークを持ち、採用戦略の見直しやオペレーション支援を用いて、成長企業の人事課題を解決しています。

この両社の強みが融合することで、企業が自らの採用力を強化し、業務負担を軽減しながら優秀な人材を獲得する力を向上させることが可能になります。Technoloyと人の知見が交わることで、限られたリソースを持つ企業に対しても高い成果を提供し、持続可能な採用の変革を実現します。

各社代表からのコメント

Crepeの代表、赤田佳奈絵氏は、「人事が変われば組織が変わるという信念の下、Crepeを創業しました。今回TalentXと共に事業を展開することで、より良いサービスの提供が可能となり、日本の人事力を高めることに寄与できると期待しています」と発言。

一方、TalentXの鈴木貴史社長は、「初めてのM&AとしてCrepeを迎えることができ、大変嬉しく思っています。我々の目指すビジョンには人事分野における真の変革が必要であり、Crepeとの連携を通じてHR市場の進化を促進したい」と述べています。