KDDIとクオール、医療DXの新たな挑戦
少子高齢化が進む日本では、高齢人口の増加やそれに伴う社会保障費の課題が深刻化しています。このような状況を受けて、KDDIとクオールが医療DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に向けた協議を開始しました。
背景と目的
国民の健康寿命を延ばし、持続可能な社会保障制度を維持するためには、医療サービスの見直しが必要です。特に地域における医療提供体制の強化が急務となります。そのためには、変化する医療ニーズに対応し、高水準の安全性と安定性を確保することが求められます。
現在、国も医療DXを強化しており、KDDIは5G通信を駆使して新たな医療の形を牽引することを目指しています。これに対してクオールグループは国内に約950店舗の調剤薬局を持ち、その豊富な知見を活かして新しい医療DXの取り組みを進める必要があります。
新たなサービスの内容
その結果、「リアル」と「デジタル」が融合した新たな薬局サービスが始動します。KDDIが運営するオンライン薬局『au薬局』との協力のもと、クオールは初のオンライン専門薬局『クオールどこでも薬局』を開設し、お客様により便利な医療サービスを提供します。
この新しい薬局では、スマートフォンやタブレットを使い、自宅など好きな場所でお薬の説明を受けられるシステムを導入しています。お客様はお薬を自宅に配送するか、薬局で受け取ることができる選択肢があります。
今後の展望
今後、KDDIとの連携を強化することで、クオールは医療DXへの取り組みを一層加速させる予定です。オンライン専門薬局の規模拡大を図り、処方箋だけでなくOTC医薬品やその他のサービスもオンラインで提供する新たな薬局の構築を目指します。このようにして、リアルとデジタルの薬局機能を強化し、患者さんに新しい体験を提供していく方針です。
店舗情報
店舗名: クオールどこでも薬局
所在地: 〒350-1124 埼玉県川越市新宿町1丁目1−14
営業時間: 9:00~18:00
定休日: 無し(365日開局)
クオールグループのマテリアリティ
この取り組みに関連して、クオールグループは持続可能な社会を実現するために「地域のクオリティオブライフ向上」や「新しい医療価値の創出」といった重要課題に取り組みます。医療に関わる企業として、