認可保育園が地域ブランド米「はえぬき」と供給契約を締結
東京都江東区に本部を擁する社会福祉法人みわの会が、山形県鶴岡市を拠点とする農事組合法人谷地ファームとの間で、ブランド米「はえぬき」の長期供給契約を締結したことが発表された。この契約により、みわの会が運営する東京都及び神奈川県内の9園において、今後「はえぬき」を安定的に提供することが可能となる。
安心・安全な米の確保が重要課題に
現在、米の供給不安や高価格が問題視される中、保育現場では給食材料の安定確保が大きな課題となっている。子どもたちが健康に成長するためには、食材選びが重要であり、みわの会では主食である米の質に特にこだわっている。気候や土壌に恵まれた山形県庄内地方で生産される「はえぬき」は、味や香り、食感に優れた米として評価されており、全国的に人気を誇る。
食育を通じた子どもたちの成長を促す
今回の提携は単なる原材料供給にとどまらず、食育に力を入れる国としての使命も果たす計画だ。日々の食事を学びの機会と捉えることを目指し、様々な食育プログラムを展開する。具体的には、農場での種まきや田植えの映像を用いた学習、実際の生産者による出前保育、季節に応じた文化学習などを行う予定だ。これらを通じて、子どもたちは「食」の大切さや感謝の気持ちを育むことができる。
ブランド米「はえぬき」の魅力
「はえぬき」は、庄内地方の自然によって育まれた米で、ミネラルやビタミンが豊富で栄養価も高い。軽やかな粘りと豊かな香りが特徴で、さまざまな料理に合わせやすい。この米を給食に取り入れることで、子どもたちはより健康で美味しい食生活を享受できる。
今後の展望と地域社会への貢献
この取り組みは、農家と保育園が手を結ぶことで、持続可能な食育を進めることを目指している。子どもたちが「育てる人」と「食べる人」をつなぐ新たな価値を実感し、地域社会における農業の重要性を理解するきっかけになるだろう。特に、食を一つの文化と捉えた学びは、子どもたち自身の成長に欠かせない要素だと言える。
谷地ファームの概要
谷地ファームは平成28年に設立され、約50ヘクタールの農地を持つ。持続可能な農業経営を目指し、若手と熟練農家が協力して様々な米を生産している。「はえぬき」の他にも、「つや姫」「雪若丸」といった人気品種も手掛けている。
社会福祉法人みわの会について
みわの会は2003年に設立された認可保育園運営法人で、「非認知能力」を育む保育方針に基づいている。保育園でのクリエイティブな体験を大切にしながら、地域に密着した保育サービスを提供している。これからの展望として、食育を通じた伝統文化の継承に尽力したいと考えています。
お問い合わせ先
自然豊かな山形からの美味しい贈り物、ブランド米「はえぬき」を通じて、子どもたちの健やかな成長を支えるこの取り組みに、今後も注目していきたい。詳細についてのお問い合わせは、社会福祉法人みわの会へ。
WEBサイト こちらからも確認できます。