ホームセンターの新たなる挑戦
2025年8月1日、東京ビッグサイトにて「産業DX 総合展」が行われ、株式会社カインズとSORABITO株式会社による特別トークセッションが行われました。このイベントでは、地域とライフスタイルを変革するための新しい取り組みが注目されました。
特別セッションの概要
このセッションには、カインズの販売戦略部部長・小林大輔氏、プロ事業本部オムニ企画推進室の額賀崇氏、SORABITOの代表取締役社長・博多一晃、取締役会長・青木隆幸が参加しました。青木がファシリテーターとして進行を担当し、カインズが推進する地域共創プロジェクト「くみまち構想」が紹介されました。
「くみまち」は、単なる地域密着型のプロジェクトではなく、町と一体になって“くらしをDIYする”というコンセプトを持っています。カインズは店舗を中心にしたコミュニティ作りを進めており、地域のニーズに応じたサービスを提供しています。
物流と外部パートナーの重要性
小林氏は、カインズが年間1億4,477万人の来店を誇る中で、物流最適化が今後の鍵になると強調しました。また、さまざまな外部パートナーと協業することで、地域の課題をともに解決していきたいという意欲も示されました。
建機レンタルサービスの紹介
セッション中に紹介された具体的な協創事例が、カインズの店舗敷地内に設置された建機レンタルスポットです。このサービスは、プロの建設事業者だけでなく、DIYを楽しむ一般の顧客にも利用されています。実際に、来店客の半数が一般ユーザーであることが報告され、地域のニーズに応える新たなビジネスモデルとして注目を集めています。
さらに、2025年8月8日からは、埼玉県のカインズ行田店にて軽トラックなどの車両レンタルも始まる予定です。これにより、誰もが“はたらく機械”に手が届く社会の実現が加速しています。
業界越えた共創の可能性
このセッションは、ホームセンターの新しい役割や地域共創の在り方、さらには建設業界のデジタルトランスフォーメーションが交差する重要な場となりました。参加者たちは、新しいビジネスモデルの可能性を感じ、業界を越えた協力が必要だという認識を深めたことでしょう。
まとめ
カインズとSORABITOの共同セッションは、地域の未来を見据えた挑戦の一端を示しています。今後も、これらの取り組みから目が離せません。興味のある方は、詳細なレポートを以下のURLからご覧いただけます。
地域とライフスタイルを変革するホームセンター