荒井和樹氏『能力社会から共同体自治へ』出版記念講演会を名古屋で開催
2025年12月6日(土)、名古屋市中村区のウィンクあいち903会議室にて、東大手の会が主催する「東大手サロン第80回『能力社会から共同体自治へ』出版記念講演会」が行われます。このイベントでは、全国こども福祉センター理事長であり、愛知文教女子短期大学准教授の荒井和樹氏をお招きし、彼の新刊刊行を記念します。
能力社会の課題を考える
現代の社会は、受験や就職、業績評価により、私たちの価値を様々な「能力」によって決定づける傾向があります。これにより、多くの子どもや若者が生きづらさを感じたり、孤立を抱えたりしています。荒井氏は、このような「能力社会」を問い直し、新しい共同体自治の価値観を提唱しています。
非援助的アプローチ
講演では、荒井氏がこれまで実践してきた非援助的アプローチについて紹介します。例えば、支援の受け手として見られる子どもや若者を「仲間」として迎え入れる姿勢が重要だと述べ、彼らの「ありのまま」を受け入れる共同体の構築を目指します。このアプローチは、能力主義や成果主義に翻弄されてきた社会の中で、新たな価値を示しています。
講演のプログラム
当日は、事例を交えながら以下のテーマについて話し合います。
- - 新刊『能力社会から共同体自治へ』を執筆した理由
- - 能力主義を超えるための具体的な実践
- - NPOにおける成果主義の影響
- - 共同体自治の新しい価値観の模索
参加者全体で「共に生きるための条件」を考える時間を有意義に過ごします。また、会場参加だけでなく、オンラインでのリアルタイム視聴も可能ですので、多くの方の参加をお待ちしております。
開催概要
- - 日時: 2025年12月6日(土)13:30〜15:30
- - 会場: ウィンクあいち 903会議室
- - 定員: 50名(先着順)
- - 参加費: おとな 2,000円、オンライン参加 1,000円、子ども・若者は無料
- - 申込方法: Peatixより申し込み
この機会に、皆さん一緒に新しい価値観について議論を深め、共同体自治の実現へ向けた一歩を踏み出しましょう。荒井氏が提唱する「ありのままを受け入れる共同体自治」の理念は、私たちの社会に新たな光をもたらすことでしょう。