湘南工科大学とpaizaの特別授業
2023年10月、「共通基盤ワークショップ」の一環として、湘南工科大学情報学部の2年次生を対象に、ITエンジニア向けの転職・学習プラットフォーム「paiza」を運営するpaiza株式会社が特別授業を行いました。この授業は、今後のIT人材育成における新たな取り組みとして注目を集めています。
特別授業の背景
湘南工科大学の情報学部では、2年次生を対象に「共通基盤ワークショップ」というカリキュラムが設けられており、学生たちは設定されたテーマに基づいて情報を収集・交換し、アウトプットを行うことで「伝える力」「進める力」を向上させることを目指しています。paizaはこの取り組みを支援し、日本のIT人材不足の解消を図っています。特に、約280名の学生が日常的に「paizaラーニング 学校フリーパス」を活用する中で、本特別授業の実施に至りました。これは情報学部の1期生が初めて2年次を迎えたことを受けたものです。
実施内容
特別授業は2024年10月7日から12月9日まで行われ、「paizaラーニングで学習する大学生を増やすにはどうしたらいいか?」というテーマのもと、学生たちは5~7人のチームに分かれ問題の提起から解決策の提案までを行います。この過程で、11月には学内プレゼンテーションが実施され、最終的には12チームが選ばれて2024年12月2日の最終プレゼンテーションに臨むことが決定しました。各チームは5分間で自らの企画案を提案し、その後に順位の発表と講評が行われる予定です。
プログラミングスキル向上の取り組み
さらに、この特別授業と並行して「paizaランクチャレンジ」も実施され、学生たちはプログラミングスキルの高さを競い合いました。湘南工科大学の教授、齋藤友彦氏はこの特別授業の効果に感謝し、学生が現実の課題解決のために主体的に考える力を養ったと述べています。
paizaの存在意義
paiza株式会社の社長、片山良平氏は、「世界を変えるのは、異能だ。」という信念のもと、「人と企業に絶え間ない成長を促す唯一無二のプラットフォーム」を目指しています。今回の特別授業もその一環であり、企業や教育機関、そしてIT人材を育成するための役割を果たしています。
湘南工科大学の情報学部
湘南工科大学は2023年4月に情報学部を開設し、人工知能専攻、情報工学専攻、情報メディア専攻の3つの専攻を設置しています。全ての学生がプログラミングとAI、データサイエンスのリテラシー教育を必修にしているため、実践的なスキルを身につけながら次代の技術者を育成しています。
まとめ
paizaと湘南工科大学の連携は、IT人材育成において新たなフロンティアを切り開く重要な取り組みです。今後の展開が、IT業界のみならず、社会全体にどのような影響を与えるのか期待が高まります。