バーチャルファッションショーの新たな時代
2023年のミラノファッションウィークで開催される、NOBORDER.zによる『ミラノファッションウィーク・UFA in JAPAN』が注目を集めています。このイベントは、バーチャル空間を利用した次世代型のファッションショーとして、今までにない体験を提供することが期待されています。
ショーのコンセプト
このプロジェクトの中心にあるコンセプトは「The ONE」。パンデミックにより、私たちは外の世界から内面へと目を向け、自分たちのつながり方を再定義することを余儀なくされました。それを受け、NOBORDER.zはヴァーチャル空間を通じて、異なる背景を持つ人々がつながり、共存する姿を示そうとしています。この思想は、現代社会における調和の重要性を再確認させてくれるものであり、ファッションとテクノロジーを融合させた大胆な試みと言えるでしょう。
技術と参加者の多様性
今回のファッションショーでは、NOBORDER.zが開発した仮想空間「XANA」の技術を活用し、ボリュメトリック撮影技術により、実際のモデルの動きを精密に再現します。参加するモデルには、トランスジェンダーや身体障がい者の方々も含まれており、多様性とインクルージョンのテーマが強調されています。また、国際的に知られるヴァイオリニスト・服部百音、そしてヴァーチャルヒューマン「KANON(カノン)」が共演し、リアルとバーチャルの境界を越える新しい表現を模索します。
イベントの開催日程
このイベントは、2023年7月15日に虎ノ門ヒルズ森タワーアトリウムでの準決勝を経て、9月21日にミラノで行われるファッションウィークの初日に決勝戦が予定されています。ここでは、NOBORDER.zが描く未来のファッションの姿が披露されることでしょう。
未来とNFT
同時に、NOBORDER.zはNFTマーケットプレイス「XANALIA(ザナリア)」を通じて、ショーの一部をデジタル資産として提供する予定です。これにより、ファッションの新たな買い方が広がり、テクノロジーとアートの融合が促進されるかもしれません。
ユニコーンファッションアワード
さらに、ミラノファッションウィーク初日にはユニコーンファッションアワード(UNICORN FASHION AWARD)が開催されます。このコンテストは、国立イタリアファッション評議会の後援を受けた若手デザイナーの登竜門として位置づけられています。
企業情報
NOBORDER.zは「More Wonders, No Borders.」という理念の下、世界5カ国に拠点を持つエンターテイメントテクノロジー企業です。VR、AR、ブロックチェーン、AIなどを駆使し、新たな体験を創出し続けています。
今後、彼らの取り組みがファッションの未来にどのような影響を及ぼすのか、期待が高まります。
企業概要
- - 会社名: NOBORDER.z FZE
- - 所在地: Business Center, AI Smooch Building, UAQ Free Trade Zone, Umm AI Quwain, U.A.E.
- - 事業内容: VR、XR、AI、NFT、ブロックチェーン技術の開発とサービスの運営
- - 代表者名: Rio Takeshi Kubo
- - 企業サイト: NOBORDER.z
この革命的な試みがどのようにファッション界に変革をもたらすのか、今後の展開から目が離せません。