西尾維新が描く新たな物語の誕生
作家・西尾維新がついに待望の長編小説『接物語(ツギモノガタリ)』を2025年10月16日に発売します。この作品は、彼が2014年にタイトルを予告してから11年の時を経てついに刊行されるもので、長い間ファンの間で期待が高まっていました。今回の記事では、この新作の内容を詳しくご紹介します。
あらすじ
『接物語』の舞台は、境都(さかいみやこ)大学。物語はオカルト研究会に所属する忍野メメと貝木泥舟が主人公として描かれます。彼らは先輩の臥煙伊豆湖から禁忌の儀式に誘われ、そのプロジェクトに参加することになります。
しかし物語は思わぬ方向へ展開し、女子高生の影縫余弦と共に多くの事件に巻き込まれていくことでしょう。この作品は、式神童女・斧乃木余接の誕生秘話をあらわしており、境都大学オカルト研究会のメンバーたちが過ごす独特の夏の物語となっています。
語り手とキャラクターたち
物語の語り手は、忍野メメです。彼は前作までの人気キャラクターたちとどのように関わるのか、また新たなキャラクターがどのように絡んでくるのかが気になるところです。西尾維新の巧妙なストーリーテリングが、また一つ新たな章を加えたことで、〈物語〉シリーズファンにとっては見逃せない一冊になるでしょう。
特典と予約情報
本書には、イラストを手掛けるVOFAN氏の美麗なイラストを使用した特製しおりが封入される予定です。書店での予約受付が開始されており、電子版も同日発売されるため、どちらを選んでもご購入可能です。特に、ファンの方は早めの予約をおすすめします。
『接物語』は、長らく待たれていた作品であり、物語のミッシングリンクが明らかにされる重要な一冊です。西尾維新自身が「100パーセント趣味で書かれた誕生秘話」と語るこの作品には、彼の独特な視点と魅力が凝縮されています。
西尾維新の魅力
西尾維新は1981年生まれの作家で、2002年に『クビキリサイクル青色サヴァンと戯言遣い』でメフィスト賞を受賞し、デビューしました。以降も「戯言シリーズ」やアニメ化されて人気を博した「刀語」シリーズ、実写ドラマ化された「忘却探偵シリーズ」、舞台化された「美少年探偵団シリーズ」など、多くの作品を世に送り出しています。彼の代表作である〈物語〉シリーズは、アニメ化されることでその人気は加速し、数多くのファンを魅了し続けています。
まとめ
『接物語』の登場により、西尾維新のファンタジックで刺激的な世界に再び触れることができる機会が来ました。11年の時を経て実現したこの新作は、ファンにとって待望の一冊です。今後の続報を楽しみにして、ぜひ全国の書店で予約をしておきましょう。
公式Xでは西尾維新の最新情報が随時発信されていますので、こちらも要チェックです!
西尾維新公式X
書名:接物語(ツギモノガタリ)
作者:西尾維新
定価:1980円(税込)
ISBN:978-4-06-541079-0