電通プロモーションが開発した新メソッド「PR driven SNS」の紹介
株式会社電通プロモーションが、株式会社電通PRコンサルティングと協力し、関係構築を目的とした新しいSNS運用メソッド「PR driven SNS」を発表しました。このメソッドは、企業、ファン、社会という3つの視点を活かし、エンゲージメントやLTV(Life Time Value)を強化することを目指しています。
新メソッドの背景
現代の企業はSNS運用において、投稿ごとの瞬間的な反応数や閲覧数を重視することが多いですが、最近のトレンドとしては中長期的な視点が求められています。つまり、SNSを通じてブランドへの理解と共感を深め、持続的な支持を築くことが重要視されています。電通プロモーションは、この変化に対する取り組みとして、PRの考え方をSNS運用に応用しました。
「PR driven SNS」は、SNS投稿の内容を「世の中(Public)」「ファン(Fan)」「企業(Inside)」といった3つのフェーズから分析し、それに基づく投稿設計や運用計画を提案します。特に、ユーザーとの間に良好な関係を築くことを重視しています。
3つの視点による投稿設計
このメソッドでは、SNS投稿を以下のように分類します。
1.
世の中(Public): 社会の動向や関心を反映する要素
2.
ファン(Fan): フォロワーやユーザーの視点からの要素
3.
企業(Inside): 企業から発信される情報の要素
この3つの視点を持つ投稿は、企業の単なる広報活動にとどまらず、ユーザーと共感が得られる内容となることを目指しています。例えば、「共感・神対応型」ではファンの体験を優先し、「カルチャー・インフラ型」では社会の興味をインフラとして提供し、最後に「パーパス・対話創出型」では社会的文脈を用いて対話を促進します。
AI技術の活用
このメソッドではAI技術を活用し、投稿の調整や年間の運用計画の策定を行います。AIは投稿の目的や視点に応じた配分を考慮し、より効果的なコミュニケーションが可能となります。また、単独のSNS運用から、PR施策などを統合した複合的なプロモーション展開が可能になるという点も大きな特徴と言えます。
効果測定と今後の展開
実際にSNS運用で得られたデータを基に分析した結果、3つの視点を取り入れた投稿は、単一の視点だけに基づく投稿に比べて、エンゲージメント率やリポスト率が高いことが確認されました。この結果を基に、PRメソッドを体系化し、今後のSNS運用の質を向上させる取り組みを進めていきます。
電通プロモーションは、今後もこの新しいメソッドを通じて企業と顧客の持続可能な関係を築く手助けを行っていきます。エンゲージメントを高めることが、ブランドと顧客の間の信頼を深め、長期的な利益につながることが期待されます。
終わりに
「PR driven SNS」は、SNS運用における新たな時代を切り開く重要な手法となるでしょう。企業が社会や顧客との関係構築を真剣に考える時代において、このメソッドがどのように役立つのか、今後の展開が注目されます。