日本中を巻き込んだ笑いと感動の物語
2025年7月31日、「下町ロレックス」という名の書籍が全国の書店で発売される。この本は、お笑いコンビ・キングコングの梶原雄太が手掛けた、彼の代表作とも言えるYouTube動画を基にしたものだ。内容は一見シンプルだが、深い笑いと感動が詰まった作品に仕上がっている。
書籍化のきっかけ
「下町ロレックス」は、キングコングの公式YouTubeチャンネル「毎週キングコング」で2020年9月に投稿された80分を超える長編動画で、その再生回数は350万回を突破している。この動画では、「時計の知識がゼロのおじさんたちが、ノー勉でロレックスを買いに行く」という一風変わった内容が展開され、視聴者を楽しませてきた。
実際の出演者たちは、さまざまな困難に直面しながら、高級時計であるロレックスの購入を目指す。笑いのセンスと軽快なやり取りで、視聴者を飽きさせない工夫が随所に凝らされている。そんな人気コンテンツが映画化されるのではないかと期待される中、ワン・パブリッシングの社員がこの書籍化を提案したことが、そのプロジェクトを実現へと導いた。
書籍『下町ロレックス』の魅力
今回の書籍は、動画からのインタビューをもとに漫画化され、漫画家・塚沢サンゾ夫が手掛けた。動画では語られなかった裏話や具体的なエピソードも盛り込まれており、ファンにとってたまらない内容となっている。全集中して読みたくなること間違いなしの一冊だ。
この書籍には盛りだくさんの目次があり、プロローグから始まりチームカジサックのインタビューまで、多彩な内容が展開される。特に注目すべきは「下町ロレックスの裏側」と題されたインタビューセクション。ここでは、実際に動画に出演したメンバーのリアルな意見が語られ、どのような思いでこのプロジェクトが進められたのかを知ることができるだろう。
限定版『ゴールデン下町ロレックス』が登場
通常版の発売に加えて、書籍のリリースを記念して特装版「ゴールデン下町ロレックス」も発表された。なんとこの特装版は、全身金塗りされた梶原が制作したもので、価格は驚愕の30万円(金額に税別)。この本のさらなる特別さを生み出すために、西野亮廣との会話からヒントが得られたという。彼のアドバイスを受け入れ、梶原が全力で挑んだ結果、生まれた一冊だ。
この特装版の購入は抽選制で、2025年8月3日から8月17日まで応募を受け付ける。詳しい情報はワン・パブリッシングの公式サイトで確認できる。
新たなエンターテインメントの形
「下町ロレックス」は、ただの書籍ではなく、キングコングのユーモアが詰まったエンターテインメントの新しい形を体現した作品だ。動画から本に変わる一連の流れは、視聴者だけでなく、書籍ファンにも新たな興奮を届けるだろう。実際に手に取ってその魅力を感じてみてはいかがだろうか?