Belkin、待機電力ゼロを実現した新しいGaN充電器を発表

Belkin、革新的なGaN充電器を発表

今秋、人気ブランドBelkinが新しい充電器を発表します。 その名も"Belkin Cubic Charger"。この製品の最大の特徴は、なんと世界初の待機電力ゼロ技術、Zero-Standby Power（ZSP）を搭載している点です。この新しい充電器は、米カリフォルニアに本拠を構えるBelkinと、日本の半導体メーカーであるルネサスエレクトロニクスとの共同開発によるものです。

環境を意識した設計

Belkin Cubic Chargerは、ZSPチップと高効率D-mode GaN技術が融合し、従来の充電器に比べてコンパクトでありながら高出力と低消費電力を実現しています。これにより、充電器がアイドリング状態でも、ほぼゼロに近い0.005Wの待機電力しか消費しません。この「待機電力ゼロ」の技術は、消費者の日常生活におけるエネルギー効率を向上させることを約束します。

計り知れないエコロジーへの影響

例えば、三千八百万人もの首都圏住民がCubic Chargerに切り替えた場合、年間で約1.5億kWhの電力を節約できるとされています。この数字は、約20億円の電気料金、49万世帯の月間電力量、そして37,000トンの炭素を削減すると同等の効果をもたらすといいます。

スタイリッシュで実用的なデザイン

この充電器は、90%のリサイクルプラスチックを使用しており、環境に配慮した製品としても評価されています。さらに、2つのUSBポートを備え、急速充電が可能なPD PPSテクノロジーを搭載しているため、さまざまなデバイスの同時充電が可能になっています。その上、折りたたみ式プラグで持ち運びも便利です。

安全性にも配慮

充電器には、安全性を高めるための機能も備わっています。従来の充電器は、デバイスが取り外された後も小さな電流を発し続け、火災リスクを引き起こす可能性があることが知られています。しかし、BelkinのCubic Chargerは、充電がアイドリング状態に入ると、システムがインテリジェントに検知し、待機電力を最小限にします。これにより、より安全な使用環境を提供します。

充電性能の向上

Belkin Cubic Chargerは、50Wと67Wの2つのモデルが展開され、特にノートPCの充電にも対応しています。最新の充電規格PD 3.1およびPPSに準拠しており、MacBookやその他のデバイスを迅速に充電できます。公式な販売価格は、50Wモデルが3,990円（税込）、67Wモデルが4,890円（税込）となっています。

まとめ

新しいBelkin Cubic Chargerは、高いパフォーマンスと環境効率を両立させた革新的な製品です。これにより、私たちの生活がどれだけ変わるのか、今から非常に楽しみです。予約販売は8月26日から開始されるので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。使い方によっては、日々のエネルギー消費を大きく変える可能性があります。