新たに登場!FCLコンポーネントのFTR-E1Jシリーズ
FCLコンポーネント株式会社が、電動車両のプリチャージや太陽光発電システムに特化した新型リレー「FTR-E1J」を発表しました。このリレーは、20Aのタブ端子付きねじ止め式で、特にプリント基板を使用しない環境に最適です。
高性能な仕様
FTR-E1Jシリーズは、直流において800VDCで20A、1,000VDCで10Aの高電圧開閉を実現しています。その上、900mWという低コイル消費電力も見逃せません。これにより、エネルギー効率が高まり、さまざまな用途において信頼性の高い動作が期待できます。特筆すべきは、接点側に極性が必要ない設計であるため、充電や放電の両方に対応できる点です。
安全性に配慮した設計
FTR-E1Jリレーは水素ガスを使用しておらず、爆発のリスクがないため、安全性が確保されています。この特徴は特に重要で、電動車両や産業設備における使用シーンにおいて高い安心感をもたらします。
多様な用途
このリレーは、HEV、PHEV、FCV、EVといった様々な電動車両におけるプリチャージから、PTCヒーターの制御、急速充電スタンドや太陽光発電設備まで広範囲にわたる用途で利用可能です。また、ハイブリッド建機や蓄電池システム、さらにはVehicle to Home (V2H)といった革新的な技術にも対応しています。
目を引く仕様概要
- - シリーズ名: FTR-E1J(FTR-E1タブ端子タイプ)
- - 接点構成: 1a (1 Form X)
- - 最大通電電流: 40A/1時間
- - コイル定格電流: 12VDC / 24VDC
- - コイル定格消費電力: 900mW
- - 使用周囲温度: -40℃〜+85℃
- - 耐電圧: 開放接点間 2,500VAC、コイル-接点間 5,000VAC
- - 外形寸法: 28.3 × 43.6 × 36.1 mm、質量 約85g
未来の展望
FCLコンポーネントは、今後も高信頼性と高性能を持つリレーのラインアップを強化し、車載搭載機器のニーズに応えていく方針です。新型リレーの導入によって、技術の進展を支える重要な一歩を踏み出しました。
これからもテクノロジーの進化に注目し、FCLコンポーネントの製品群がいかに私たちの生活をより良くするかを見届けたいと思います。