医療法人社団鴻愛会「こうのすえん」が受賞
医療法人社団鴻愛会が展開するソーシャルグッドプロジェクト「こうのすえん」が、GOODおせっかいAWARD2025にて「変化の兆し発見賞」を受賞しました。この賞は、地域住民の小さな変化や意欲の芽生えを丁寧にすくい上げ、地域全体にポジティブな循環を生み出す活動に贈られるもので、今回の受賞はその努力が認められた結果と言えるでしょう。
こうのすえんとは?
「こうのすえん」は、多くの高齢者や地域住民が参加するプロジェクトで、畑を通じて人々の「やりたい」を引き出し、つながりを育むことを目指しています。畑での作業や交流を通じて、参加者は生きがいや役割、人との関係性を自然と形成していきます。この取り組みは地域共生社会の実現や孤立予防、さらにフレイル予防にも寄与しています。
地域の力が支える受賞
この受賞は、地域の多様な“おせっかい”の集まりによって成り立っています。畑を提供してくれたご家族、忙しい業務の合間に活動に関与してくれた職員、クラウドファンディングでの支援者や、全国でのコミナス広がりに関わる仲間たち。これらすべてが、この受賞の背後にある支えとして機能しています。
最先端の学び
アワード参加や三重県視察によって得た3つの重要な学びは以下です。
1.
“やりたい”には人生の物語がある - 他者の「やりたい」を尊重することがその人の生き方に寄り添う行為であることを再確認しました。
2.
医療 × コミナスによる安心の循環 - 医療機関と地域のコミナス(Community Nurse)が連携することで、変化に気づきやすく、本音を話しやすい環境を整えることの重要性を学びました。
3.
“役割”と“信頼”が人を動かす - 信頼関係があればあるほど、人々のやりたいがつながり、支え合う環境が育まれることを実感しました。
今後の展望
この受賞を契機に、こうのすえんはより地域に根ざした活動を推進していきます。具体的には、“やりたい”の背後にある物語を丁寧に聴くこと、医療とコミナスを使った安全な挑戦ができる地域作り、信頼を育てる日常的な関わりを続けていくことが目標です。
記者の考察
医療法人社団鴻愛会のこうのすえんプロジェクトは、単なる地域の取り組みを超え、個々の人生観を尊重し、信頼を元にした絆を育む重要な担い手となっています。このような活動が広がることで、地域全体がより温かく、つながりのある共同体へと変わっていくことが期待されます。
本件に関するお問い合わせは、こうのす共生病院の広報室までお願いいたします。電話:048-541-1131, メール:
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