陶芸の森35周年展
2025-06-25 13:12:18

滋賀県立陶芸の森開設35周年記念特別展の魅力と目的

滋賀県立陶芸の森開設35周年特別展の魅力



滋賀県立陶芸の森は、陶芸を愛する人々にとって特別な場所です。2025年7月19日からこの施設の開設35周年を祝い、「民藝から関係へ-コミュニティデザインの視点から-」という特別展が開催されます。この展示では、陶芸という手法を利用している地域社会とのつながりを見つめなおし、新しい可能性を探ります。

特別展の背景



長い歴史を持つ民藝運動は、その中心人物である河井寛次郎の影響を受け、晩年には新しい表現を模索しました。彼の活動を通じて、京都市五条坂では「四耕会」や「走泥社」といった前衛陶芸のグループが生まれ、それぞれが異なる価値観と意見を交流させながら成長してきました。

特に1990年代以降、コミュニティデザインの観点から陶芸を通じた新しい関係性の構築が重要視されるようになりました。本展では、そのような視点を背景に、ゲストキュレーターであるコミュニティデザイナーの山崎亮氏が参加し、陶芸がどのように地域と結びついているのかを深く掘り下げます。

展覧会の内容



本展では、民藝の誕生から100周年を迎えるこの重要な時期において、陶芸、特に信楽焼に着目します。信楽焼はその風土に根ざし、手仕事という独特の文化を育んできました。展示では、江戸時代後期から明治時代までの信楽焼の品々を始め、河井寛次郎の作品も多く展示されます。

さらに、陶芸の新しい表現とともに、視覚的なアプローチを取り入れた参加型のワークショップやディスカッションも企画されており、多様な人々が互いに影響を与え合う場が提供されます。これにより、訪れる人々は陶芸の新たな側面を体験し、地域とのつながりを再確認することでしょう。

具体的な展示内容



展示は複数の章に分かれており、各章では異なるテーマが取り上げられます。第1章では信楽焼と民藝の関係性が掘り下げられ、第2章では戦後の前衛陶芸と、他分野との交流に注目します。そして第3章では、関係性を強調し、現代アーティストたちの作品も紹介され、陶芸を通じて生まれる新たな関係の様子が描かれます。

行事とセミナー



展示に合わせて、様々な関連行事も開催されます。特に、山崎亮氏との対話や、陶芸の森館長とのトークセッションが予定されており、参加者は深い理解を得ることができるでしょう。また、ワークショップも行われ、実際に陶芸制作を体験することができます。

最後に



滋賀県立陶芸の森の35周年を祝うこの特別展は、陶芸と地域社会との関係性を再評価する貴重な機会です。来る2025年7月19日から9月28日まで、皆様のご来場を心よりお待ちしております。陶芸の美しい作品に触れながら、地域との新しい関係を見つける旅に出かけましょう。


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会社情報

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滋賀県立陶芸の森
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