ADワークス、オフィス区分事業に参入:新たな成長戦略
株式会社ADワークスグループ(ADWG)の子会社、株式会社エー・ディー・ワークス(ADW)が、新しいオフィス区分販売事業をスタートします。この事業は、2035年までに売上300億円を目指すもので、商品名は「ARISTO PLUS」です。本記事では、この新商品の特徴や市場への影響、今後の展望について詳しく解説します。
オフィス区分商品「ARISTO PLUS」とは?
「ARISTO PLUS」は、不動産小口化商品「ARISTO」に基づきつつ、新しい特徴を加えた投資商品です。主な利点は以下の通りです:
1.
借り入れの可能性:購入時に金融機関からの借り入れができるため、初期投資を抑えつつ不動産を保有できます。
2.
長期的な保有が可能:運用期間に制限がなく、投資家は自由に保有期間を決定できます。この点が、他の投資商品と大きく異なる点です。
ADWは、全国の地銀や会計事務所といった金融商品販売チャネルを活用し、顧客の投資ニーズに深く応えることを目指しています。
商品の具体的な内容
このオフィス区分商品は、都心の小規模オフィスビルを対象としています。在宅勤務が進む中でも、オフィス利用の需要が多い地域でワンフロアごとに物件を分割し、販売します。価格帯としては1億円から3億円を予定しており、リスクを分散できるメリットがあります。
更に、所有者として名義を登記することが可能です。これにより、投資家は実際に自分の持ち分を所有しているという感覚を得られ、かつ不動産を担保に借り入れができるので、レバレッジを効かせた投資が可能となります。
市場競争力と成長目標
ADWがこの新規事業を推進する背景には、過去の不動産小口化事業で得た豊富な経験があります。既に開拓した500社以上の販売チャネルを活用することで、商品の販売力を強化し、今後の市場競争において優位に立つことが期待されます。
なお、ADWは不動産小口化事業において、2024年度には131億円、2025年度には200億円の売上を目指しており、着実に成長を続けています。このオフィス区分事業も、同様に成長を遂げることが見込まれています。
未来に向けたビジョン
ADワークスグループは、「富の循環を創出し、誰もが心に火を灯せる社会を作る」というビジョンを持ちながら、この新事業を進めていきます。今後は、商品バリエーションのさらなる拡充や、不動産投資ニーズに対応した商品開発を進める方針です。
このように、ADワークスの新しい挑戦は、日本の不動産投資市場に新風をもたらすことが期待されています。投資家にとって、今後の動向から目が離せません。
参考情報
問い合わせ先: 株式会社エー・ディー・ワークス 資産運用事業本部
TEL: 0120-540-949(受付時間: 平日9:00~18:00)
E-mail:
[email protected]
株式会社ADワークスグループは、東京都千代田区に本社を置き、さまざまな不動産投資ソリューションを提供してきた実績のある企業です。今後の展開にも注目が集まります。