日本精化、2026年3月期第3四半期決算発表
日本精化株式会社(本社:大阪市中央区)の代表取締役社長である矢野浩史氏は、2026年3月期第3四半期の決算内容を公開しました。全体として業績には変動が見られましたが、利益面ではプラス成長を見せたことが注目されます。
売上高と利益の対比
発表によると、2026年3月期第3四半期連結累計期間の売上高は248億7,900万円で、前年同四半期比で6.5%の減少となっています。一方、営業利益は38億4,600万円で同2.6%の増加、経常利益は41億5,000万円で同1.8%の増加を記録しました。この結果が示すのは、売上には減少が見られるものの、利益面は改善されているということです。
業績のポイント
売上高の減少は、特に機能性製品セグメントのトレーディング分野での商事子会社の離脱が大きく影響しています。しかし、ファインケミカル分野における収益性の改善により、営業利益や経常利益は前年を上回る結果となりました。さらに、中間純利益も、投資有価証券売却益の計上により増加しました。
各事業部門の詳細
機能性製品
機能性製品セグメントの売上高は192億1,800万円で、前年同四半期と比べて9.1%の減少。しかしながら、営業利益は33億6,500万円を計上し、同2.2%の増加を記録しました。ビューティケア分野では化粧品用ウールグリース誘導体の販売が順調でしたが、機能性油剤の流通在庫調整の影響で海外向け販売が落ち込み、全体的な収益は減少しました。一方、ヘルスケア分野では医薬品用リン脂質の海外販売が増加し、コストダウンも進んだことで増収増益を達成しました。ファインケミカル分野でも、収益性の改善が見られましたが、売上高は減少しました。
環境衛生製品
このセグメントでは、原材料価格の上昇が影響しましたが、販売価格の改定および医療介護やフードビジネスにおける高付加価値商品への注力が功を奏し、売上高は54億8,300万円(前年同四半期比3.3%増)を記録しました。営業利益は4億2,800万円で同3.4%の増加です。
その他の事業
その他の事業では、売上高が1億7,600万円(前年同四半期比5.0%増)、営業利益は5,200万円(同21.9%増)となり、順調な成長を示しています。
今後の展望
日本精化の2026年3月期第3四半期の決算は、業績の変動が見られるものの、利益面での増加や特定のセグメントでの成功が今後の成長に期待が持てる結果となっています。引き続き、収益性の向上とともに新たな市場開拓を進めていくことが求められるでしょう。
企業情報
- - 社名: 日本精化株式会社
- - 本社: 大阪府大阪市中央区備後町2丁目4番9号 日本精化ビル10F
- - 代表者: 矢野 浩史
- - 資本金: 59億3322万円
- - 設立年: 1918年
- - 事業内容: 精密化学品、香粧品、工業用化学品の製造販売等
- - URL: 日本精化