日本酒輸出の躍進
2026-02-06 14:49:22

2025年度日本酒輸出、過去最高の成果を達成!新たな市場開拓の展望

2025年度日本酒輸出の成果



2025年度、日本酒の輸出実績が金額、数量ともに前年を上回る結果となりました。日本酒業界の最大団体である日本酒造組合中央会によると、2025年度の日本酒輸出総額は約459億円で、前年と比べて約106%の増加を記録しました。また、輸出量は約3.35万㎘に達し、こちらも前年比で約108%の伸びを見せました。これは、2025年の財務省貿易統計に基づいています。

この期間中、米国での追加関税措置などの影響があったにもかかわらず、日本酒の国際的な人気が高まり、輸出金額と数量の両方が前年を上回ったことは、業界にとって明るいニュースと言えるでしょう。

輸出相手国と数量の動向



出荷先の国については、中国が金額において約133億円を記録し、第1位を維持しています。前年比で約114%の増加を遂げており、輸出数量においても約6,660㎘(前年比約125%)となり、こちらも好調です。

一方で、アメリカは輸出数量で第1位に入ったものの、輸出金額は約111億円(前年比約97%)、数量は約7,720㎘(前年比約97%)と、わずかに前年を下回る結果となりました。但し、アメリカ市場の安定性を考えると、さらなる成長の可能性を秘めています。

また、日本の日本酒が急成長している韓国市場でも、輸出金額は約44億円を記録し、前年比約117%を上回っています。輸出数量は約5,483㎘(前年比約112%)に達し、こちらも過去最高を更新しました。

さらに、カナダやフランスなど新たな市場でも日本酒の需要が高まり、特にフランスではファインダイニング施設における日本酒の使用が拡大しています。

高価格帯が牽引する市場



最近の報告によると、日本酒の輸出単価は安定して高価格帯を維持しています。特に香港、シンガポール、マカオでは、依然として1ℓあたり2,000円を超える高値がついています。

2015年には771円だった平均輸出単価が、2025年には1,368円に上昇し、約1.8倍の増加を見せています。こうした高価格帯の日本酒が世界市場を牽引していることは、昨今のトレンドとも言えます。

インバウンド需要の取り込み



2025年の訪日外国人数は約4,200万人に達し、インバウンド消費も約9.5兆円にのぼる見込みです。この背景には、伝統的な酒造りがユネスコ無形文化遺産に登録されたことも影響しています。中央会は、訪日外国人向けに日本酒の魅力をアピールし、国内での消費を促進する「國酒キャンペーン」を拡充していく方針です。

また、主要国際空港での試飲や販売を行い、日本酒に関する情報収集や酒蔵見学の機会を提供していく予定です。

ソムリエ教育の強化



国際ソムリエ協会やフランスソムリエ協会と提携して、ソムリエ教育を通じて日本酒の魅力を世界に広める取り組みも進めています。特に、ガストロノミー分野において高い影響力を持つソムリエ層への啓発活動を強化し、料理とのペアリング提案を続けていく方針です。

今後の展望



これからの日本酒輸出には、さらなる市場開拓が求められます。現在、日本酒輸出の約64%が中国、アメリカ、香港に集中していますが、韓国の成長が著しいこともあり、多様化が進むべきです。特に、マレーシアやタイ、ベトナムといった東南アジア地域や、中南米の市場に対しても良好な条件が揃っていることから、効果的な施策を提供していくことが未来の成長に寄与します。

日本酒はただの飲み物ではなく、文化そのものを反映したものであり、世界の食文化の発展に貢献できる資源です。今後も引き続き、日本の酒文化を広めるために中央会の努力が期待されます。


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会社情報

会社名
日本酒造組合中央会
住所
東京都港区西新橋1丁目6番15号日本酒造虎ノ門ビル
電話番号
03-3501-0101

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