奥村組がフードロス削減BOX「ZERO」を導入
建設業界に新たな流れを生み出す企業、株式会社奥村組(本社:大阪市阿倍野区)は、東京の新オフィス「クロスイノベーションセンター」にフードロス削減BOX「ZERO」を導入しました。この取り組みは、持続可能な社会を目指す奥村組の一環として実施され、注目を集めています。
フードロス削減BOX「ZERO」とは
「ZERO」は、フードロスを削減するための無人販売機で、賞味期限が迫る商品や流通に乗らない食品を安価に提供しています。このビジネスモデルは、食品メーカーや卸業者から仕入れた商品を「ZERO BOX」で販売することにより、廃棄される可能性のある食品を救うことに貢献しています。
現在、全国に91台設置された「ZERO BOX」は、一般消費者や企業の従業員に利用されており、フードロス削減に寄与する計画的な取り組みとして評価されています。利用者は、美味しい商品をお得に手に入れながら、環境保護に貢献できるという新たな消費体験を享受しています。
導入の背景と目的
奥村組は、この「ZERO BOX」を導入することによって、サステナビリティの課題解決へ向けた新たな事業の柱を立てようとしています。土木、建築事業に加え、気候変動問題への対応を企図した事業領域の拡大が狙いです。また、クロスイノベーションセンターは異業種との連携を強化し、技術革新を促進する場として位置付けられています。
この新しい取り組みにより、クロスアイを訪れる人々にもフードロスに対する意識を高めてもらい、SDGs(持続可能な開発目標)の理解を深めることを目指しています。さらに、従業員が「ZERO BOX」を活用することで、自らの行動が持つ環境に対する影響について考えるきっかけともなります。
クロスイノベーションセンターの詳細
新オフィスである「クロスイノベーションセンター」は、東京都千代田区丸の内に所在し、オープンイノベーションを促進するためにデザインされています。ここは、様々な業界との交流を図る場として、情報や技術の共有が行われています。
奥村組は、1907年に創業し、現在では全国的に土木・建築事業を展開する総合インフラストラクチャー企業です。その経営理念である「堅実経営」と「誠実施工」を軸に、社会に貢献し続ける姿勢を大切にしています。
結論:持続可能な未来に向けての一歩
「ZERO BOX」の導入は、奥村組にとっての新たな挑戦であり、フードロス削減の推進だけでなく、企業価値向上に繋がる重要な施策と言えます。持続可能な未来を見据えたこの取り組みは、他の企業にも影響を与える可能性を秘めています。奥村組の一歩が創出するイノベーションを通じて、社会全体でのフードロス削減への意識が高まることが期待されます。