カブドットコム証券の刷新
2018-08-07 11:30:10
カブドットコム証券がAWSを活用してAPI基盤を刷新、金融サービスの未来を拓く!
カブドットコム証券が新たな一歩を踏み出す
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)傘下のカブドットコム証券が、デジタルトランスフォーメーション戦略の一環として、API基盤の刷新を行うことを発表しました。新基盤は、米アマゾンのAWSを利用し、業界標準のOAuth2.0認証方式を取り入れることで、セキュリティを強化しています。これにより、サードパーティ企業との連携が促進され、ユーザーのニーズに応じた柔軟なサービス提供が可能となります。
API基盤刷新の背景と目的
2012年に導入されたkabu.com APIは、証券業界におけるバリューチェーンの変革をリードしてきました。このAPIを活用することで、ユーザーは証券会社のツールを介さずに、株式や先物に関する情報へアクセス可能となり、多様なサービスを享受しています。しかし、市場ニーズが多様化する中で、カブドットコム証券はさらなる競争力向上を目指し、API基盤の刷新を決定しました。この新基盤は、AWS上に構築されることで、スケーラブルなシステムとすることができます。
AWS採用のメリット
AWSを採用することで、カブドットコム証券は約2倍のコスト削減を実現。これまで自社で構築していたために発生していた初期投資や運用コストを削減することが可能になりました。AWSのマネージドサービスにより、業務の効率化とセキュリティリスクの軽減を図ることができます。過去には1〜3ヶ月かかっていたハードウェアの調達も、AWSの活用により瞬時に行えるようになり、初期費用も低減しました。
また、従来の自社運用による高コストが難しいと言われていますが、AWSのクラウド環境を最大限に活かすことで、迅速なスケーリングを実現。これにより、可視化が難しかった運用メリットを獲得しました。さらに、お客様サービス用のWebサーバーなどもクラウドファーストとして刷新する計画が進められています。
金融サービスのオープンイノベーション
MUFGは、金融業界全体が変化する中で、APIを開放することで、Fintechスタートアップとの連携を進め、オープンイノベーションの推進を図ります。kabu.com APIは、証券投資を行うための重要なツールとして、サードパーティの企業に利用されています。例えば、投資助言業者やロボアドバイザー、プロップファームなどが活用し、それぞれのニーズに応じたサービスの改良が行われています。
MUFG APIポータルでは、多様な企業との連携を促進し、経済環境の変化に対する柔軟なサービスを提供する方針です。これによって、ユーザーはより多くの選択肢を持つことができ、資産運用の高付加価値化が図られます。
お客様への価値提供
今後、カブドットコム証券は多様な業種との連携を進め、新たな投資サービスを導入する予定です。それにより、顧客一人ひとりのニーズに応えたサービスを提供し、資産運用の質を向上させることを目指します。これからも、MUFGのデジタライゼーション戦略を通じて、金融サービスの先駆者としての役割を果たしていく所存です。
新しいkabu.com APIの導入による変革は、今後の金融業界に多大な影響を及ぼすことでしょう。これにより、多くのユーザーがより充実した金融サービスを体験できる未来が待っています。
会社情報
- 会社名
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カブドットコム証券株式会社
- 住所
- 東京都千代田区大手町1-3-2経団連会館6F
- 電話番号
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