パワーウェーブ、9.1億円調達で未来のモビリティを加速
愛知県豊橋市に本社を置く株式会社パワーウェーブは、この度Series Aラウンドにおいて、総額9.1億円の資金調達を成功させました。これには東京大学エッジキャピタルパートナーズや信金キャピタルをはじめとする多くのベンチャーキャピタルが参加しています。
資金調達の背景と目的
無人搬送車(AGV)や自律移動ロボット(AMR)が工場や物流現場で急速に普及する中、安定かつ自動化された給電手段へのニーズが高まっています。これらのロボットに必要な電力供給を、稼働を止めずに行うことができるワイヤレス給電技術は、今まさに期待されている技術です。
パワーウェーブは、これらのニーズに応えるべく、走行中でも給電が可能な独自の広範囲ワイヤレス給電技術を有しています。今回の資金は、この技術を基にした製品開発や量産体制の構築、グローバル市場への展開に充てられる予定です。
新しいインフラとしての可能性
この資金調達に伴い、パワーウェーブは自動給電技術を実用化し、モビリティやロボティクス分野での市場を拡大しようとしています。具体的には、電動モビリティやロボットの分野でのシームレスな自動給電を実現するため、新たな製品開発や実証実験を加速していきます。
代表取締役の種田憲人氏は、「充電という概念のない社会インフラ」を目指すと語り、この技術が社会に根付くことを期待しています。技術的な実現性だけでなく、同社の積極的な展開により、2023年には社内試作機の実証も計画されています。
投資家からの支持
今回の出資に関して、多くの投資家から高い評価を受けています。東京大学エッジキャピタルパートナーズの小林宏彰氏は、パワーウェーブの取り組みが充電のボトルネックを解消し、世界中の産業インフラを刷新する可能性に期待を寄せています。また、環境エネルギー投資の河村修一郎氏は、無線による給電の進展が急速に進むことを見込んでおり、パワーウェーブの技術が特に注目されていることを示しています。
社会実装への道筋
今後は、実証実験の成果をもとに本格的な社会実装を進めていくことで、次世代のモビリティ社会を形作ろうとするパワーウェーブ。これまでに発表した技術が、いかに社会を変革するのか、今後の展開に注目が集まります。
地域経済にも寄与する存在として、この技術の普及による労働力不足の解消や産業の効率化が期待されています。パワーウェーブの挑戦は、未来のインフラを手に入れるための第一歩となることでしょう。
会社情報
この投資によって、パワーウェーブは「充電という概念を無くす」時代が到来することを願っています。新たな技術が、充電インフラを根本的に変革する日も近いかもしれません。