高大連携の新たな一歩
2021-09-22 18:12:59

愛知県商業教育振興会と名古屋商科大学の新たな高大連携協定

愛知県商業教育振興会と名古屋商科大学が締結した協定の意義



2023年9月22日、愛知県商業教育振興会と名古屋商科大学は、教育の質の向上を目指した新たな高大連携に関する協定を締結しました。この協定は、高校生の視野を広げ、彼らの進路意識や学習意欲を高めることを主な目的としています。名古屋商科大学の学長である栗本博行氏と愛知県商業教育振興会の会長川口宗泰氏をはじめ、多くの関係者が参加したこの協定締結式は、今後の教育に新たな風を吹き込むものとなるでしょう。

協定締結の背景と目的



愛知県商業教育振興会は、愛知県にある55校の公私立高等学校が加盟する組織で、商業に関する教育を推進しています。一方、名古屋商科大学は国際的なマネジメント教育を展開し、複数の国際認証を取得している名門大学です。今回の協定では、双方の教育機能や研究活動を活用し、互いに学び合うことを目指しています。

この連携により、高校生は大学の授業や教育内容に触れる機会を得ることで、将来の進路を深く考えるきっかけとなり、大学側もその求められる学生像を理解することができます。高校教育と大学教育の活性化が期待されるこの取り組みは、高校生にとって非常に意義深いものと言えるでしょう。

具体的な事業計画



この協定に基づいて、以下のような事業が予定されています。

1. ケースメソッド教材の開発:
高校の商業科目において、実践的なケーススタディを取り入れた教材を開発します。これにより、生徒たちの理解を深め、自発言する力を育むことが期待されます。

2. 出張講義とWEB配信講義:
大学の教員や学生が高校に出向き、講義を行います。また、オンライン講義も実施し、柔軟な学びの場を提供します。

3. 特別聴講制度:
高校生が大学の授業を特別に聴講できる制度を設けます。これにより、大学の学びを実際に体験することができ、自身の学習に対するモチベーションを高める手助けとなります。

4. 大学生と高校生の協働ワークショップ:
大学生と高校生が協力して行うワークショップを開催し、互いの知識や経験をシェアする機会を創出します。

5. 特別推薦入試制度:
高校生を対象とした特別推薦入試制度を設け、優れた人材を積極的に大学に迎え入れることを目指します。

6. 教育実習候補学生の受け入れ:
大学で目指す未来の教師をインターンとして高校に受け入れ、実習の場を提供します。

このように多様な側面から高校生をサポートする取り組みは、愛知県の商業教育を更に充実させていくことでしょう。教育の現場での相互交流は、将来を担う世代にとって非常に貴重な経験となります。

愛知県商業教育振興会と名古屋商科大学の役割



愛知県商業教育振興会は、県内の商業教育を担う公私立の教育機関が集まり、商業科目の指導を通じて生徒たちの成長を支援しています。加盟校は現在55校で、約700名の教員と1万6千人以上の生徒が在籍しています。

名古屋商科大学は、マネジメント教育において独自の地位を築いており、国際的な視野を取り入れた教育活動を行っています。世界中の提携校との交流を通じて、学生がグローバルな感覚を養うことが可能です。この2つの機関が手を組むことで、愛知県の教育環境は新たなステージへと進化することでしょう。

結論



新たに締結されたこの高大連携協定により、愛知県商業教育振興会と名古屋商科大学は、互いの教育に貢献し合い、高校生にとって価値ある学びの機会を創出していくことが期待されます。商業教育の発展に向けたこの取り組みは、この地域の未来を明るく照らすものであり、今後の成果に大いに期待したいところです。

会社情報

会社名
学校法人栗本学園
住所
愛知県日進市米野木町三ヶ峯4-4
電話番号
0561-73-2111

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