NECネクサソリューションズの新たなプログラム
NECネクサソリューションズ株式会社(以下NECネクサ)は、国内の製造業界での環境規制の強化に対応するため、オーム電機株式会社(以下オーム電機)へクラウド型PLM(Product Lifecycle Management)サービス「Obbligato for SaaS」を導入しました。環境対応が求められる昨今、Mazdaにおけるこの取り組みは、持続可能な製造プロセスを実現するための一歩となります。
オーム電機では、近年増加する顧客からの含有化学物質調査の依頼を適切かつ迅速に処理する必要に迫られています。近年の依頼件数は、約170件から1,200件に急増しており、その対応が一層の負担となっています。この状況を踏まえ、オーム電機は効率的で柔軟なシステムの導入を決断しました。
1. 環境対応を効率化する「Obbligato for SaaS」
「Obbligato for SaaS」は、環境規制の遵守や顧客要望に迅速に対応できるよう設計されたシステムです。このシステムにより、オーム電機は実に多様な付加価値を享受することが可能になります。主なメリットは以下の通りです。
履歴管理の強化
このシステムでは、過去の製品に関する記録を簡単に管理できるため、顧客からの問い合わせに迅速に対処できるようになります。これにより、トレーサビリティが向上し、透明性のある顧客対応が実現されます。
効率的な検索機能
「Obbligato for SaaS」では、化学物質名や規制への適合状況での部品検索が行えます。この高度な機能によって、規制改定時に影響を受ける部品や製品を速やかに特定できます。
作業の効率化
環境BOM(部品表)の整備を行うことによって、部品の登録作業は半日から約10分に短縮され、調査回答作業時の修正や編集にもかかる時間が大幅に軽減されます。従来よりも迅速かつ効率的な作業が実現され、ヒューマンエラーも抑制される見込みです。
現場主導の運用
このシステムは、プログラミングを必要とせずにシステムの調整が可能です。これにより、ITの専門知識が無い部署でも操作が簡単に行えるようになり、将来的な規制強化に対する柔軟な対応が可能になります。
2. これからの展望
NECネクサソリューションズは、顧客の持続的成長と競争力を強化するための様々な支援を行っています。「Obbligato for SaaS」により、顧客のものづくりにおけるDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させ、業界全体の環境対応力を向上させることを目指しています。
オーム電機のこの取り組みは、スモールスタートが可能なシステムなので、中堅・中小製造業でも導入しやすい点が魅力です。環境対応の効率化は、企業の社会的責任を果たすだけでなく、競争力を高める新たな戦略となります。
結論
NECネクサソリューションズとオーム電機の連携により、製造業に求められる環境対応が一段と進化しています。この導入は、製造業の未来を見据えた重要なステップとなることでしょう。今後もこのような取り組みが増加することが予想され、企業全体の意識が変わることに期待されます。