公益信託臨床検査医学研究振興基金の受賞者決定
令和6年度の公益信託臨床検査医学研究振興基金による「藤田光一郎賞」および「小酒井望賞」、さらに「研究奨励金」の受賞者がついに決定しました。これは、臨床検査医学の分野での卓越した業績を称えるものであり、授賞式も行われました。
受賞者一覧
藤田光一郎賞
- - 受賞者: 松野一彦氏
- - 肩書き: 北海道大学名誉教授
北海道での臨床検査技師育成に貢献し、検査血液学の発展に寄与したことが評価されました。
小酒井望賞
- - 受賞者: 栁原克紀氏
- - 肩書き: 長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科教授
市中感染型MRSAの迅速診断法に関する研究が対象となり、その革新的手法が評価されました。
研究奨励金受賞者
(受賞者は敬称略)
- - 砂金秀章:東京大学医学部附属病院検査部
- - 石黒旭代:山口大学大学院医学系研究科
- - 今井一男他:埼玉医科大学
- - 上田沙央理:九州大学
- - 賀来敬仁:長崎大学病院
- - 星雅人:藤田医科大学
- - 前田圭介:藤田医科大学
このように、多岐にわたる研究領域において、若手研究者が受賞することで更なる情報共有と研究の向上が期待されます。
公益信託臨床検査医学研究振興基金 について
本基金は1988年に設立され、臨床検査医学に従事する研究者の育成を目指してきました。SRLと富士レビオが委託者となり、みずほ信託銀行が受託者として運営しています。
本基金は、若手研究者に対して金銭的支援を行うことにより、臨床検査医学の進展を促進します。その成果として、1990年に設立された「小酒井望賞」や、2003年に創設された「藤田光一郎賞」などの名誉ある賞も与えられています。これらの受賞は、受賞者の今後の研究活動に大きな励みとなっていることでしょう。
令和6年度の授賞式
授賞式の日には、多くの研究者と関係者が集まり、受賞者たちの業績が称えられました。各受賞者が自身の研究について発表し、参加者との意見交換が行われるなど、学術活動の活性化に寄与する素晴らしい機会となりました。
受賞者たちの今後の研究に期待が寄せられる中、この基金が示した業績は、臨床検査技術の進化に欠かせないものとなるでしょう。今後も多くの優れた研究が生まれることを期待しています。