新型シンチレータ販売
2025-12-01 15:47:22

東京インキ株式会社が新技術用プラスチックシンチレータ「ルミネード® X」を12月1日から販売開始

2025年12月1日、東京インキ株式会社が次世代型X(γ)線対応プラスチックシンチレータ「ルミネード® X」の販売を開始する。この新製品は、高エネルギー加速器研究機構(KEK)との共同研究の成果を基にしており、環境と人体に配慮した設計がなされていることが特徴だ。

「ルミネード® X」は、鉛を使用しないシンチレータとして、新たな技術革新をもたらすことが期待されている。特に、このシンチレータは、金属であるジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、ビスマス(Bi)をポリマーに充填することで、高い検出効率と短い減衰時間を実現している。これにより、X(γ)線測定のための新しい材料として、研究機関や医療機器の開発において大いに活用可能だ。

開発の背景


この製品の開発は、ナノ秒時間分解能が求められる測定に対応するプラスチックシンチレータのニーズから派生したものである。KEKの技術と東京インキの専門知識を組み合わせることで、より高い性能を持ちながら環境に優しい製品の実現を目指した。この成果は、放射線測定技術やその教育への貢献を意識している。

製品ラインナップ


「ルミネード® X」は、用途に応じた様々なバリエーションが用意されている。具体的には、以下のような製品がラインナップされている:

  • - TPS-Zr10834(Zr 10wt%、φ8mm×3mm、422nm発光波長、50,000円)
  • - TPS-Zr20834(Zr 20wt%、φ8mm×3mm、422nm発光波長、50,000円)
  • - TPS-Hf10834(Hf 10wt%、φ8mm×3mm、422nm発光波長、60,000円)
  • - TPS-Hf20834(Hf 20wt%、φ8mm×3mm、422nm発光波長、60,000円)
  • - TPS-Bi10834(Bi 10wt%、φ8mm×3mm、422nm発光波長、60,000円)

これらの他にも、特注対応も行っており、サイズや仕様に関する要望にも応じている。

製品の特長


「ルミネード® X」は、環境に優しい鉛フリー設計で、安全性を高めている。従来の鉛充填型シンチレータに比べて、人間や自然環境に優しい設計となっている。

また、最大16.2%/mmの高検出効率を誇り、減衰時間も1.2~2.1nsと非常に短い。このため、放射線測定技術の研究や医療機器の開発に最適である。

発光波長のピークは422nmまたは386nmがあり、用途により最適な仕様を選ぶことができる。

販売情報


このシンチレータは、2025年12月1日より東京インキの公式コーポレートサイト上で販売開始となる。購入希望者は、公式オンラインショップを通じて商品を購入することができる。また、詳細情報やその他の製品に関しては、同社のウェブサイトを訪れることで確認可能だ。

「ルミネード® X」は、東京インキが提供する最新の技術と環境意識を反映した製品として、放射線測定分野における新たなスタンダードとなることが期待されている。この画期的な製品が、研究機関や医療の現場での利用を通じて、多くの人々の生活向上に貢献することを願っている。


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会社情報

会社名
東京インキ株式会社
住所
東京都北区王子1-12-4TIC王子ビル
電話番号
03-5902-7651

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