湯沢GXデータセンターに最新サーバーの導入
株式会社ゲットワークスが新潟県湯沢町にある湯沢GXデータセンターで、新たに「NVIDIA GPU H200」サーバーの運用を開始しました。このサーバーは、株式会社GXテクノロジーとの共同運営の下で設置されたものですが、既に稼働している「NVIDIA GPU H100」に代わる次世代の演算能力を誇ります。
H200の特徴と導入背景
新たに導入されたH200は、演算において61GBのメモリが増加し、さらにメモリ帯域幅が約43%向上しています。これにより、生成AIにおける推論やその他の演算処理の時間を大幅に短縮できるようになります。特に、現在エネルギー効率が重要なテーマとされる中で、このH200は高い処理能力を保ちながらも、消費電力の増加を最小限に抑えています。
この新しいサーバーは、企業や研究機関が生成AIのさらなる活用を検討する中で、非常に重要な役割を果たします。ゲットワークスは、H200を用いた検証や開発環境を必要とする様々なユーザーに対して、新しい選択肢を提供しています。利用方法としては、サーバーを一台ずつ独占して借りることも、GPU1枚単位での共有利用も可能です。
サーバースペックに関する詳細
- - GPU: NVIDIA HGX H200 SXM×8(合計メモリ: 1,128GB)
- - CPU: AMD EPYC 9654 96Core/192Threds, 2.4GHz×2
- - メモリ: 96GB DDR5 4800MHz×24(合計2.3TB)
- - ストレージ(OS): 1.92TB SSD×2
- - ストレージ(DATA): 3.84TB SSD×8
- - NIC: Dual port 10GbE RJ45×1
- - InfiniBand HCA: Single port NDR400 OSFP ×8
この検証・開発環境では、ユーザーが所有するストレージやネットワーク機器を持ち込むこともでき、自分専用の環境を構築することが可能です。また、湯沢GXデータセンター内には水冷サーバーの導入も計画されており、環境に応じた多様な選択肢が提供されます。
未来へ向けた期待
新たに導入されたH200サーバーは、国内AIの導入促進や新たなビジネスモデルの提案に寄与することが期待されています。ゲットワークスは、これまでに多くのデータセンターを設置し、各種エネルギーを活用した環境づくりにも取り組んできました。今後も、業界を代表する機関との協力を通じ、最新技術の導入とさまざまな実証実験を通じて、持続可能な社会の実現を目指していきます。
会社概要
設立: 2002年8月
資本金: 6,010万円
本社: 埼玉県さいたま市中央区上落合2-3-2-8F
代表者: 中澤 秀則
設立: 2023年9月
資本金: 1,000万円
本社: 新潟県南魚沼郡湯沢町土樽233-1
代表者: 瀧澤 泰三
これからもゲットワークスは進化を続け、時代のニーズに応えるサービスを提供して参ります。