環境への取り組みが評価された積水樹脂
積水樹脂株式会社が滋賀県内にある滋賀工場と物流センターを「自然共生サイト」として認定されたことが話題です。この認定は、今年度から施行された環境省の「地域生物多様性増進法」に基づくものです。認定されたエリアは、生物多様性を保全するための活動に対する評価であり、積水樹脂の取り組みが環境保全において高く評価される結果となりました。
認定を受けたエリア
認定されたのは、滋賀工場と物流センターそれぞれに設けられた生物多様性保全エリアです。滋賀工場の保全エリアは約2.6ヘクタール、物流センターのエリアは約2.3ヘクタールの面積があります。これらのエリアでは、貧栄養湿地や周辺の緑地に生息する生態系を守るための活動が行われており、地元の生物多様性を保つための重要な役割を果たしています。
自然共生サイトとは
「自然共生サイト」は、2021年のG7サミットで合意された「G7 2030年 自然協約」に基づくもので、2030年までに生物多様性の損失を食い止め、豊かな生態系を保つことを目指しています。この取り組みは、国が認定することで評価され、滋賀工場と物流センターは2023年10月に認定され、2024年8月には国際データベースに登録される予定です。
地域生物多様性増進法の重要性
地域生物多様性増進法は、これまでの「自然共生サイト」制度を一本化し、維持活動だけでなく廃棄地や開発跡地における生物多様性の創出も対象としています。これにより、生物多様性の保全がより広範囲で行われることが期待されています。
積水樹脂は2022年4月に発足した「生物多様性のための30by30アライアンス」にも参加し、環境教育の場としても保全エリアを活用しています。企業として社会的責任を持ち、生物多様性に対する負荷を認識した上で、その回避や低減を図るという姿勢を推進しています。
積水樹脂の今後の展望
今後も積水樹脂は、生物多様性の保全を企業活動の重要な一環として捉え、地域の自然環境に応じた保全活動を進めていく方針です。生物多様性関連の団体との連携を深め、情報を発信することで、社会全体における生物多様性の保全に貢献することを目指しています。
このような取り組みを通じて、積水樹脂は持続可能な社会の実現に寄与し、よりよい未来を築くための「小さな一歩」を踏み出し続けています。詳しい取り組みについては、
積水樹脂のサステナビリティの取り組みをご覧ください。