2026さっぽろ雪まつりが待ち遠しい!
2026年2月4日から11日まで、さっぽろ雪まつりが盛大に開催されます。この冬の目玉は、HBC北海道放送が運営する大通7丁目会場「HBC広場」での特別な大雪像です。北海道大学の創立150周年を祝し、古河講堂の大雪像が再現されます。これは、雪を使った立体芸術としてだけでなく、北海道大学の長い歴史と文化的価値を象徴する重要な作品です。
北海道大学は1906年に古河家からの寄附を受け、当時の札幌農学校から大学へと昇格しました。そして、その象徴的存在である「古河講堂」は、1909年に完成したフランス・ルネサンス様式の建物です。現在も国の登録有形文化財としてその美しい姿を留めています。この建物の設計を手がけたのは文部技師の新山平四郎で、外壁の白亜の下見板やマンサード屋根、正面の美しいポーチが特徴的です。内部も含め、丁寧に設計されており、建設当時の意気込みを感じることができます。
この大雪像は、「光は、北から」というテーマで、実物の約半分のサイズで高13m、横26m、奥行17mの大迫力の作品です。使用する雪の量は約2,200立方メートルに及び、制作には延べ3,400名の人員が関与する予定です。制作は2026年1月7日から始まり、2月3日までの28日間かけて行われる予定です。これは、陸上自衛隊北部方面システム通信群の協力によるもので、学生を支えた歴史的な建物を雪で見事に表現します。
また、HBC広場では大雪像に加えて、中雪像や小雪像が制作され、まるで雪の中の幻想的な世界に訪れたかのような体験を提供します。中雪像には雪印メグミルクの100年感謝像や、人気キャラクターの雪像が並び、小雪像でもアニメのキャラクターを模した作品が展示される予定です。これにより、家族連れなど多くの来場者が楽しむことができる場が用意されます。
この冬、さっぽろ雪まつりを訪れる際は、北海道大学の古河講堂大雪像は見逃せないスポットです。豪華な雪のアートを目の前に、その歴史的な背景に思いを馳せるのはいかがでしょうか。美しい雪像と共に、皆様の来場を心よりお待ちしています。
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