新たなドル円指標「UJ-Macro5©︎」登場
2025年10月15日、東京にてMacroTrade INSTRUMENTSが、ドル円の値動きを理解するための新しい複合指数「UJ-Macro5©︎(UJ5)」を公開しました。この指標は、ドル円の主要なマクロ要因を統合しており、トレーダーにとって見逃せないツールとして位置づけられています。
UJ5とは?
UJ5は、日米の金利差や実質金利差、短期金利期待、そしてドルインデックスのデータを基盤にし、それらをzスコアで正規化しています。これにより、上昇気配が赤色、下降気配が青色のグラデーションで視覚的に示されます。市場のトレンドを一目で把握できるこの指標は、特に秒単位から日単位でのモード切替が可能で、スキャルピングや中長期トレードまで幅広く対応しています。
主な特徴と利点
UJ5の特筆すべき点は、以下の主要な5因子を取り入れていることです:
1.
日米2年利回り差(US02Y - JP02Y)
2.
日米10年利回り差(US10Y - JP10Y)
3.
実質金利差(TIPS−JGBi)
4.
FF先物/OIS(短期金利期待)
5.
DXY(ドルインデックス)
これらを複合的に分析することで、投資家は単一指標に依存することなく、より多角的な視点から市場の動向を捉えられるのです。
テクニカル面でのメリット
UJ5は、金利の変化やドルの総強弱を一目で把握できるため、トレードの判断が簡素化されます。過去のデータとの比較も容易で、ノンリペイントの仕組みを採用しているため、確定バーの値が固定されており、信頼性が高いのも特徴です。
自動再ウェイトとイベント耐性
不測の事態に対しても自動的に再ウェイトが行われ、連続的な利用が可能です。また、経済指標の発表時には、どの因子が市場に影響を与えたのかをリアルタイムで分析できるため、投資判断がより迅速になります。
導入の容易さとサポート
UJ5はクラウドソフトウェアやAPIとして簡単に導入でき、公式LINEからもサポートが受けられます。現在、個人利用に向けたページが公開されており、法人向けにも柔軟なカスタマイズが可能です。
未来の展望
今後は、四半期ごとの因子の見直しや、関連する指標の拡張が予定されています。さらに、EURUSD向けやビットコイン向けの指標の発表も視野に入れており、金融市場における競争力を高める戦略が展開されています。
まとめ
UJ-Macro5©︎は、マクロの視点からドル円の動きの裏に隠れた要因を解明し、投資家に新たな視覚を提供します。今後、金融市場での円安・円高の判断において、UJ5は確実に重要なツールとなるでしょう。導入を検討する方は、ぜひ公式サイトを訪れて最新情報をチェックしてください。