生成AIの活用で日本企業の競争力を高める - GenAI Connectの報告
2026年7月30日、東京都渋谷区で一般社団法人Generative AI Japanの主催により開催されたイベント「GenAI Connect」では、生成AIの未来とその活用について熱心な議論が交わされました。アルサーガパートナーズ株式会社の代表取締役社長CEO兼CTOである小俣泰明氏が登壇し、AI時代における人材育成や組織のあり方について見解を示しました。
Generative AI Japanとは
一般社団法人Generative AI Japan(略称:GenAI)は、2024年1月に設立され、「人が人らしく生きるための」をテーマに産学連携で生成AIの活用を推進しています。代表理事である宮田裕章教授を中心に、有識者たちが集まり、生成AIを用いた教育プログラムの提供やルール作りを行うことで、日本社会の発展に寄与することを目指しています。
元気の源泉:小俣泰明のプロフィール
小俣氏は過去に日本ヒューレット・パッカードやNTTコミュニケーションズでの技術職を経て、2009年には東証JASDAQ上場のクルーズ株式会社に参加。その後、ITベンチャー企業を立ち上げ、2016年にアルサーガパートナーズを設立しました。彼の座右の銘は「お金は大事。仕事は何でもやる。でも魂は売らない。」AI領域のリーダーとして様々な活動を行っています。
日本のAI戦略と人間の役割
イベントの冒頭では、日本成長戦略担当大臣である城内実氏が国のAI戦略について語りました。彼はフィジカルAIやバーティカルAIの領域で日本の強みを活かし、競争優位性を獲得することが重要であると強調しました。また、「ヒューマン・イン・ザ・リード」という原則の下、AI活用時の人間の役割の重要性が示されました。
AI時代の人材育成と求められる専門性
第2部では、小俣氏が登壇し、AI環境における人材像と組織の方向性について詳細に語りました。彼は、AIの出力結果が高い品質を維持するためには、利用者が専門的な知識を持つことが欠かせないと強調。具体例として、適切な指示を出すためには専門用語の理解が必要で、その専門性がAIの能力を引き出すとの見解を示しました。
自律稼働するローカルLLM
小俣氏の独自の取り組みとして、社内に設置したPCでローカルLLMを自律稼働させる方法を紹介。AIの作業の結果を監視する役割が変わり、最終的なチェックのみを行う流れを確立しつつあると説明しました。この新しい作業スタイルは、どのようにしてAIが業務を行うかではなく、結果に対する意志決定が人間の主要な役割であると整理されました。
教育の未来:感情を表現すること
さらに、小俣氏は教育現場の変革についても言及しました。生徒と教員がAIとのやり取りを通じて、教員が単に知識を伝えるのではなく、AIの回答に対してどう感じたかを表現することが重要になるとの見解を述べました。この変化によって、より豊かな教育環境の構築が期待されます。
まとめ:AIの回答は人間の鏡
最後に小俣氏は、「AIの回答は自分の鏡写しである」という言葉を残しました。AIの出力の質は、質問を投げかける人間の能力に依存しているため、専門知識の習得が極めて重要であると強調。参加者に対して、自身の問いの質を見つめ返すように促しました。
このイベントを通じての意見や知識の共有が、日本のIT業界のさらなる発展につながることを期待しています。企業のDX推進に悩んでいる方は、ぜひアルサーガパートナーズにお問い合わせください。