360度フィードバックの活用法
2025-10-27 15:31:38

企業の成長を支える360度フィードバックの新たな活用法とは?

企業の成長を支える360度フィードバックの新たな活用法



2025年版の調査結果が示した通り、360度フィードバックは現在、企業の人事施策において不可欠な要素となっています。株式会社シーベースが実施した調査は、360度フィードバックの現状やその効果を多角的に分析しており、企業や従業員にとっての重要性を再確認させてくれました。

360度フィードバックとは?


360度フィードバックは、従業員のパフォーマンスを多面的に評価する手法です。上司、同僚、部下など、様々な立場の人からフィードバックを受け取ることができるため、自己理解が深まるというメリットがあります。特に、タレントマネジメントや人的資本開示において、その重要性が増しています。

調査結果の要点


調査では、企業の約40%が360度フィードバックを導入していることが分かりました。大手企業ほど導入率が高く、主な活用目的は「人材開発」「人事評価・目標管理」「人的資本開示」となっています。特に昨年度からは「タレントマネジメントのデータ活用」が1.3倍に増加しており、企業が人事データをどのように活用しているかを示す重要な指標となっています。

運用面においては、個別フィードバックやフォローアップ面談が重要視されていますが、アクションプランの策定や継続支援は依然として半数未満にとどまっており、各企業によって運用方法に偏りが見られます。人事部門の満足度は60%を超え、特にタレントマネジメントのデータ活用において高評価を得ています。

従業員の視点での満足度


従業員の間でも、360度フィードバックに対する満足度は向上しています。「上司や同僚に思いを伝えられる」「周囲からの評価を受けることができる」といった点が、特に良いフィードバックとして評価されていることが明らかになりました。職場でのコミュニケーションや信頼関係を築く手法として、フィードバックの効果が実感されています。

課題と今後の展望


一方で、従業員からは実施の意義が感じられないという声もあり、実施方法によってその認識に差があることが示されています。特に、支援がない場合には継続意向が下がる傾向があり、効果を実感するためには運用方法の工夫が必要です。

今後、360度フィードバックの定期的・継続的な実施が企業内で広がることが期待されます。ただし、実施後の行動化や習慣化の支援が課題として残っていると考えられます。

最後に


この調査結果は、企業や組織において360度フィードバックの導入や運用を検討する上での参考になることを期待しています。不透明な時代において、企業が持続可能な成長を遂げるために、従業員同士の相互理解を深める取り組みが必要です。ドライバとしての360度フィードバックの役割を再認識し、多くの企業がこの価値を活かしていくことが求められます。


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会社情報

会社名
株式会社シーベース
住所
東京都新宿区新宿2-8-8ヒューリック新宿御苑ビル 7F
電話番号
03-5315-4477

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