江戸の景色を再現する浮世絵復刻シリーズ
江戸時代の浮世絵が現代に生き続け、再注目されている中、株式会社版三が手掛ける浮世絵復刻版「名所江戸百景」が発売されます。この作品は、江戸後期に活躍した浮世絵師・歌川広重による風景画シリーズで、全120図から成る充実した内容です。
この復刻版は、江戸伝統技法に基づいて純手彫り・純手摺りで再現されています。版三は、浮世絵の伝統的な技術を持つ技術者たちによって、当時の趣を大切にいた作品を実現。3月12日に販売開始予定で、注目のラインナップには、広重の「名所江戸百景」のほかにも、葛飾北斎や東洲斎写楽の作品が含まれています。
伝説の浮世絵師、歌川広重
歌川広重は、1797年に生まれ、江戸時代後期に浮世絵界で名を馳せました。彼の作品は、旅の風情を詩情豊かに描いた「東海道五十三次」で人気を博し、名所を描く風景画家としての地位を確立しました。広重の作品は、当時の人々の暮らしが生き生きと表現されており、独特の構図や色使いで、後世の画家たちにも多大な影響を与えました。
復刻版の魅力
今回の復刻版では、広重の「名所江戸百景」全120図を忠実に再現し、江戸の四季折々の風景を魅力的に表現しています。また、特筆すべきは「ベロ藍」や木版を使用した鮮やかな色彩で、広重の独自の技術が生かされています。これにより、原作の美しさがそのまま再現され、現代の人々に感動を与えます。
新たに登場するラインナップ
版三の復刻シリーズでは、まず、「名所江戸百景」の復刻版6種が含まれています。これに加え、葛飾北斎の『富嶽三十六景』の新たな1種や、広重の『東海道五拾三次』の追加版も発売されます。さらに、写楽の「役者絵」も2種追加されるということで、コレクターやファンにはたまらない展開です。
復刻版販売情報
復刻版の販売は、3月12日から始まり、オンラインショップでの購入が可能です。通常版は19,800円(税込)、専用額付きのものは36,300円(税込)で提供されます。サイズは、幅51cm、高さ35cmというコンパクトな額装が選べ、素材には越前生漉奉書や木製枠が使用されています。
江戸の情景を手に入れよう
この復刻版は、江戸の美しい風景を味わえる絶好のチャンスです。歴史的な技術を用い、浮世絵師・歌川広重の情景を再現した作品を手にすることで、過去と現在が交差する特別な体験があなたを待っています。商品の詳細は、版三の公式サイトでチェックし、ぜひその魅力をお確かめください。