自動車産業の革新に向けた新たなステップ
クロマジャパン株式会社、株式会社テクニカルサポート、株式会社マックシステムズの三社は、EV(電気自動車)およびPHV(プラグインハイブリッド車)向けの新しいダイナモメータパワーHILテストシステムの受託試験サービスを開始しました。このサービスは2026年春に本格的に展開される予定です。今、次世代のモビリティに向けた競争が激化している中で、この取り組みは大きな注目を集めています。
合作の背景と試験サービスの重要性
モーターやコントローラ、トランスミッションなどの電動駆動アッセンブリの性能や信頼性、さらには安全性を短期間で高精度に検証する必要性がますます高まっています。このニーズに応えるために、三社は協力して本サービスを立ち上げました。
「ダイナモメータパワーHILテストシステム Model 1210」は、実際の走行環境をシミュレーションしながら電気駆動システム全体を評価できるユニークなテストシステムです。このシステムを利用することで、自動車メーカーは開発効率向上と次世代電動車両の早期実用化に寄与することが期待されています。
共同展開する企業のプロフィール
クロマジャパン株式会社
1984年に台湾で設立されたChroma ATE Inc.の日本法人として、クロマジャパンは電源、AIサーバー、半導体、EV、バッテリーなど広範囲な分野にわたるテストソリューションを提供しています。住所は神奈川県横浜市で、顧客に対して高性能な自動試験計測ソリューションの提供を行っている。
株式会社テクニカルサポート
静岡県浜松市にある株式会社テクニカルサポートは、主にメカトロ系の装置開発を行っています。自社工場である第2工場では、先進的なモーター試験装置を使用し、様々な性能テストを行っています。
株式会社マックシステムズ
愛知県名古屋市に拠点を持つマックシステムズは、電子計測器や試験器の設計製造を行い、クラウド、IoT、ロボティクスなどの新技術領域にも力を入れています。
受託試験サービスの内容
この受託試験サービスにより、メーカーは高額な設備投資を行わずに、さまざまな試験をスピーディに実施できます。特に、信頼性や耐久性を検証するための評価テストを容易に受けられる環境が整っています。以下のような特長的な機能を持つテストシステムが利用可能です。
- - 高出力とダイナミクス: モデル1210は最大500kWの出力を誇り、25,000rpmまで対応。これにより幅広い試験要求に応える能力を持っています。
- - 電力効率の向上: バッテリーシミュレーションが可能で、生成されたエネルギーをグリッドへ回生する仕組みを採用。
- - リアルタイムのシミュレーション: 開発環境と連携でき、国際テスト基準にも対応した動的なシミュレーションが可能です。
- - 安全性の強化: 監視モジュールによる過電流や振動監視機能があり、安全性を確保しつつ高品質なテストを実施できます。
まとめ
三社の共同体制により、EV及びPHVの開発において必要不可欠なテストを低コストで受けられる環境が整います。この新しい受託試験サービスは、今後の自動車産業の動向に大きな影響を与えると同時に、エコで持続可能な未来への道を切り開く重要な一歩となるでしょう。
受託試験に興味がある方は、クロマジャパンの市場推進室へ連絡すれば、詳細な情報や相談が可能です。