株式会社Waqooは、血液由来加工受託サービス「PDF-FD」が累計受託件数1万件を超えたことを発表しました。このサービスは2022年10月に開始され、12月から本格展開を始めて以来、急速に利用が進んでいます。
「PDF-FD」とは、Plasma Derived Factor-Freeze Dryの略で、整形外科やAGA(男性型脱毛症)に関する医療機関から預けられた患者の血液に含まれるプラズマから、自己治癒能力や抗炎症作用を持つ成長因子を抽出し、注入治療を行うものです。この技術により、特定の部位の機能改善を図ることが期待されています。
特に注目すべきは、契約医療機関の数が全国で500院を超え、サービスの普及が急速に進んでいる点です。Waqooの代表取締役社長、佐俣文平氏は、「PDF-FD」が未だ解決されていないメディカルニーズに応えるために開発されたものであると語り、その成果を誇らしげに述べました。
この2年間で1万件の受託件数を達成したことは、医療現場のニーズに対する確かな応えと位置付けられています。佐俣氏は、今後も利用者に寄り添い、より優れたサービスを提供していく意向を示しました。彼は「私たちは常に真に良いものを追求し続けます」と強調しています。
Waqooは「細胞=人類(ヒト)の可能性を最大限に引き出し、悩める人に選択肢を提供する」というビジョンを掲げ、その達成に向けた活動を推進しています。彼らの目指す未来は、再生医療の分野での技術革新や普及を通じて、新たな希望を切り拓くことです。
更に、Waqooの関連会社であるセルプロジャパン株式会社は再生医療関連事業に特化しており、グループ全体で医療業界に貢献するための活動を展開しています。
東京都世田谷区に本社を置くWaqooは、2005年に設立され、メディカルサポート事業やD2C×サブスクリプション事業を主な提供内容としています。これからも同社の技術とサービスが医療現場でじわじわと利用されることで、多くの人々に恩恵をもたらすことが期待されます。安全で質の高い医療サービスを提供することで、Waqooは未来の医療に新たな息吹を吹き込んでいくことでしょう。