新潟医療福祉大学の前田雄准教授が飯田賞奨励賞を受賞
2025年11月8日から9日に開催された「第41回日本義肢装具学会学術大会」で、新潟医療福祉大学の前田雄准教授が、名誉ある「飯田賞奨励賞」を受賞しました。この大会は、義肢装具に関連する専門家たちが集まり、情報を交換する貴重な場となります。
飯田賞奨励賞の意義
「飯田賞」は、日本義肢装具学会によって設立され、義肢装具・リハビリテーション工学の分野での優れた業績を評価するために設けられました。この賞は、長年にわたり義肢装具の発展に尽力された故飯田卯之吉先生の業績を称えるものでもあります。今回の「奨励賞」は、今後のさらなる成長が期待できる研究者に授与されるもので、前田准教授の受賞は、彼の研究の重要性を物語っています。
受賞に至るまでの功績
前田准教授は、下腿義足に関する革新的な研究を行い、さらに3D技術を用いたAFO装具(足関節装具)の製造技術を確立してきました。これらの研究は、義肢装具士や作業療法士、エンジニアなど多様な職種とのコラボレーションによって生まれたものです。彼の教育活動や学会での活動も評価され、多くの学生や若手専門家に影響を与えています。
前田准教授のコメント
受賞の際、前田准教授は「多くの方々の支援があったからこそ、この賞を受けることができました」と感謝の意を表しました。彼は、「今後も研究や教育を通じて義肢装具の分野を進展させ、学生や臨床現場へ還元できる成果を追求していきます」と意気込みを語りました。
新潟医療福祉大学の特徴
新潟医療福祉大学は、看護、医療、リハビリテーション、栄養、スポーツ、福祉、医療ITを学ぶ6学部16学科を有する、全国でも稀有な医療系総合大学です。チーム医療を学ぶための実践的なカリキュラムを構築し、資格取得や就職支援にも力を入れています。そのため、高い国家試験合格率と就職実績を誇っています。
また、スポーツ関連学科があるため、「スポーツ」と「医療」を融合させたユニークな学びが可能です。これにより、学生たちは医療現場でも役立つ多様なスキルを養うことができます。
NSGグループの広がり
新潟医療福祉大学はNSGグループの一員であり、教育事業と医療、福祉、介護事業を中心に、幅広い業種で展開しています。地域の活性化を目指し、さまざまな事業を通じて「世界一豊かで幸せなまち」を実現しようとしています。
これからも、前田准教授をはじめとする研究者たちが引き続き義肢装具の研究を深化させ、患者や社会に貢献できることを期待しています。