ZenmuTechとBigObjectが戦略的協業を開始
2026年3月9日、株式会社ZenmuTech(本社:東京都)は、台湾のBigObject Inc.とともに「Secure Data Intelligence Platform」の開発に向けた戦略的協業のための覚書(MOU)を締結しました。この協業は、両社が持つ技術とノウハウを活かし、機密データを安全に利用できるプラットフォームの確立を目的としています。
秘密分散技術とリアルタイムビッグデータ解析の統合
ZenmuTechが開発した秘密分散技術は、データをいくつかの意味を持たない分散片に分割し、それぞれを異なる環境で安全に管理するものです。この技術を基盤に、機密性の高いデータを活用しつつ、リアルタイムでの高性能データ解析を実現するのが目的です。
BigObjectは、「Aralia AI-Ready Open Data Ecosystem」と呼ばれるプラットフォームを提供しており、これまでにトランザクションデータのリアルタイム分析において高い評価を得ています。今回の協業により、ZenmuTechの安全なデータ保護技術がBigObjectのビッグデータ解析技術と結びつくことで、プライバシーを保護しながら機密データの利用を促進する新しいモデルの実現を目指します。
主な産業分野での展開
この協業は、まずは金融、ヘルスケア、製造など、機密データの安全な利用が求められる産業を中心に展開されます。グローバルに広がるデータドリブン経営の進展に伴い、データの安全な分析および利活用技術のニーズが高まっています。このため、両社は共同して市場機会の創出にも取り組んでいきます。
エグゼクティブのコメント
ZenmuTechの代表取締役CEO、阿部泰久氏は「データの価値最大化とセキュリティの確保が重要な時代に、新たな安全データ活用のアプローチが求められています。BigObjectとの協業により、新しいプライバシー保護型データ分析モデルを構築し、信頼できるデータインテリジェンスを実現します」と述べています。
一方、BigObjectのCEO、Dr. Wenwey Hseush氏は「企業のデータドリブンな意思決定が新たな転換点を迎えており、高速なデータ分析とともに最高水準のセキュリティを必要としています。私たちの技術の融合によって、金融や医療といった厳しい規制がある産業においても利用可能なプライバシー保護型データ活用が実現に向けて前進します」と期待を寄せています。
おわりに
データが新しい価値を生み出すためには、その安全な利用が欠かせません。ZenmuTechとBigObjectの協業は、これまでにない革新的なデータ分析基盤を生み出す重要な一歩です。密接な連携を通じて、安全で拡張性のあるデータ活用技術が育まれることが期待されます。今後、両社からのさらなる情報に注目です。