新機能の紹介: テキストインポート機能
2026年3月23日、株式会社はてなが自社のAIを活用したインタビュー分析SaaS「toitta」に新機能を追加した。この機能「テキストインポート機能」により、ユーザーはインタビューの動画や音声がない場合でも、テキストデータをアップロードするだけで高度な分析が可能になる。
背景と開発の目的
これまで「toitta」は、インタビューの録画や録音データを用いて高精度な書き起こしや分割作業を行うことで、分析プロセスをサポートしてきた。しかし、セキュリティポリシーの関係で、動画データをクラウドに保存できないユーザーからの要望に応える形で、テキスト形式のインポート機能が開発された。過去に実施されたインタビューの発話録を有効に活用できるよう、テキストデータに特化した分析機能の拡充が目指された。
機能の特長
「テキストインポート機能」には、以下のような特長がある。
1. 多様なテキストファイル形式に対応
ユーザーはTXT、CSV、Markdown形式など、さまざまな形式のテキストデータをアップロードできる。Web会議ツールでのトランスクリプトや手書きの発話録といった異なる形式のデータでも、AIが文脈を理解し、自動で分類・セグメント化する。
2. AIによる高度な分析が可能
インポートされたテキストデータは、従来の動画データと同様に扱われる。このため、要約や構造化レポートの生成、複数案件を横断した分析(クロスレポート)が可能であり、AIへの質問(ask toitta)も活用できる。
3. スピーディな処理時間
テキストデータをアップロードすると、AIがバックグラウンドで話者の識別や切片化、グルーピングを行い、約10分後には分析を開始できる。この迅速な処理能力が、リアルタイムのフィードバックを提供し、業務の効率化にも寄与する。
無償トライアルと今後の展望
「テキストインポート機能」は、一定期間中無償で提供され、すべてのプランで利用できる。無償期間終了後は、特定の有料プランに移行する予定だ。この新機能の展開により、企業は過去のインタビュー資産を最大限に活用できるようになる。
株式会社はてなの今後の取り組み
はてなは今後も、インタビュー実施後の工程における支援機能の開発に取り組む方向性を示している。また、調査設計やリクルーティングなど、インタビュー実施前の段階においても支援を目指す大型の機能開発も計画中だ。これにより、インタビューに関する調査全体をより効率的に実施できるようになることが期待されている。
株式会社はてなの提供する「toitta」は、リサーチャーにとって強力な分析ツールとして機能し、ユーザーインタビューの実践を通じて企業の生産性向上に寄与することを目指している。今後の展開にも注目が集まる。
詳しい情報は、公式サイトやお知らせからも確認できる。
公式サイト「toitta」
はてな概要