VR機器開発の革新
2022-04-15 19:47:16

視線計測技術を駆使したVR機器開発の新たな動き

視線計測技術を駆使したVR機器開発の新たな動き



株式会社ニューラルポートが、視線計測型のVR検査機器「Pico Neo 2 Eye」の研究を推進するために、資金調達を行ったことが明らかになりました。この取り組みは、現在のVR市場において大きな注目を集めています。特に、Meta(旧Facebook)が開発中の「Meta Quest」にも視線計測ツールが追加されることが予告されており、今後この技術がさまざまなアプリケーションに適用可能になると期待されています。

資金調達の背景と目的



視線計測技術の進展は、医療分野においても大きなインパクトを与える可能性があるとされています。特に、神経科学や発達心理学の領域において、この技術を利用することで、従来は定量化が難しかった心理・精神科の診断や治療に新たな道筋を開くことができると考えられています。株式会社ニューラルポートは、このようなビジョンのもと、研究機関や開発者との連携を深め、さらなる開発を進めていく方針です。

出資者の言葉



出資者の一人である山本正喜氏(Chatwork株式会社 代表取締役CEO)は、メンタルヘルスへの関心からこの技術に期待を寄せています。彼は、VRゴーグルを用いた視線計測が定量化が難しい医療の分野において、大胆かつ斬新なアプローチとなると述べています。この技術が持つポテンシャルに対する期待は非常に高く、NeuralPort社のように優れた経営チームと研究基盤を持つスタートアップへの支援意欲を示しています。

代表取締役 島藤安奈の展望



株式会社ニューラルポートの代表取締役である島藤安奈氏は、視線計測に関する専門知識と豊富な研究経験を持つ若手リーダーです。彼女は、国内外の研究者と協力し、視線計測技術の革新を通じて社会に貢献することに意欲を燃やしています。島藤氏は、心理・精神科領域への従事を通じて、研究とビジネスの双方でイノベーションを起こす成長を目指しています。

社会への影響とビジョン



ニューラルポートは、大阪大学発の学生ベンチャーとして、先進的な研究機関のテクノロジーを活用することを目指しています。このような取り組みは、国内外の優秀な研究者を集結させ、新しい研究所の形成を通じて次世代の研究をリードすることに寄与するでしょう。将来的には、視線計測型VR技術が医療分野においても広く活用され、メンタルヘルスの改善に貢献できることが期待されています。

まとめ



視線計測型VR検査機器の開発は、医療分野に新たな視点を提供することになるでしょう。株式会社ニューラルポートは、革新的な技術を通じて、より良い未来を創造する使命を担い、多くの人々の生活に影響を与える存在として注目されています。今後の進展に期待が高まる中、彼らの取り組みが社会にどのような変化をもたらすのか、ぜひ注視していきたいところです。

会社情報

会社名
株式会社ニューラルポート
住所
兵庫県芦屋市岩園町1-8
電話番号

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