QUICKが提言する新アート・レジストリー制度とは?美術市場の未来を探る
QUICKが提言する「アート・レジストリー制度」
株式会社QUICKは、最近文化庁に対して「アート・レジストリー制度」の導入を提案しました。この制度は、日本のアート市場の健全な発展を目指すものであり、特に美術品の適正な評価と流通を促進します。
アート市場の現状と課題
世界44か国以上を検証した調査から明らかになったのは、日本のアート市場が抱える問題点です。それは、美術品が単なる「眠れる資産」とされ、その価値が十分に活かされていないことです。適正な評価や流通が妨げられ、金融機関がアート市場に参加する難しさが課題となっています。これを解決するために、QUICKが提言したのが「アート・レジストリー制度」です。
アート・レジストリー制度の背景
この制度では、美術品の真実性と所在を国レベルで認証・登録することを目指します。これにより、金融機関が抱える「担保評価の難しさ」と「真贋リスク」を軽減することが期待されます。結果として、アートを担保にしたローンの取得や保険の引受が容易になるでしょう。このようにして、美術品が「活用資産」として実経済に寄与することが隙間なく進められます。
日本市場の実情
QUICKは、Arts Economics社や株式会社ユニバーサルアドネットワークと共同で、日本のアート市場を国際基準で分析しました。その結果、驚くべきことに、世界的な市場が前年比で12%減少している中、日本市場は2%の成長を見せました。2024年の売上は予測で約6億9,200万ドル(約1,031億800万円)に達するとされ、特にディーラーやギャラリー市場は71%のシェアを持ち、前年比7%増という結果を出しています。
公開レポートと今後の展望
QUICKの提言に関する調査レポートは、文化庁のウェブサイトで公開されています。これにより、アート市場の活性化に向けた具体的な数値や見解が提供されており、市場参入や投資を希望する人々にとって重要な資料となります。
さらに、QUICKはアート市場の情報基盤を整備する計画も進めており、オークション売買データや美術品の来歴情報を一元管理できるようにすることで、より多くの人々が安心してアートに投資できる環境を整えようとしています。
結論
QUICKの「アート・レジストリー制度」の提言は、日本のアート市場を根本から変える可能性を秘めています。美術品を新たな価値の源泉として活用するための基盤を、この制度によって構築することが期待されます。今後の動向に注目が集まるところです。
会社情報
- 会社名
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株式会社QUICK
- 住所
- 中央区日本橋兜町7-1KABUTO ONE
- 電話番号
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070-3939-2335