日本女子大学とミツカンが推進する新しい食の価値とは
日本女子大学とミツカンが共同で進める「にっぽん食プロジェクト」は、今年度で3年目を迎えました。このプロジェクトは「ごはん時間で、つながろう」というコンセプトのもと、四季折々の旬の食材を活用した新しいレシピの開発を目的としています。飯田文子教授の指導のもと、学生たちが考慮した10種類の新メニューが発表され、期待が高まっています。
旬の食材を活かした多彩なメニュー
今回開発されたメニューの中には、ミツカンとの共同開発によるものが5種類含まれています。これらは、伝統的な和食の要素に加え、タイ料理や中華料理のインスピレーションを取り入れたものもあり、学生たちのアイデアが結集されています。
調査によると、学生たちが「食卓で食べたいと思うメニュー」を意識した結果、メニューの幅が大きく広がったことが分かります。その中には、ガパオライスやエビチリを基にした新たなレシピが含まれており、日本の食材を活かしつつ、多様性に富んだ味わいが楽しめるよう配慮されています。
取り組みの背後にある思い
「にっぽん食」のコンセプトは、共食やコミュニケーション、旬の食材、簡便さといった要素を结合させたものです。これにより、食が単なる栄養補給の手段ではなく、人々を繋ぐ重要なコミュニケーションの場になることを目指しています。例えば、旬の食材を取り入れたレシピは、自然な栄養源を提供するだけでなく、家族や友人との会話を促進する役割も果たします。
プロジェクトの具体的なメニュー
それでは、具体的なメニューの一例を紹介しましょう。秋のメニューには「秋鮭チリ」があり、通常のエビチリを和風にアレンジして秋の鮭を使用しています。この料理は、豆板醤の代わりにミツカンの「追いがつお®つゆ2倍」で甘辛さを再現しており、しめじや玉ねぎが加わることでボリューム感も増しています。料理は簡単に作れるため、家族での共食を楽しむのにぴったりです。
他にも、冬の旬メニューとして「ゆず香る和風ガパオライス」があります。ここでは、冬が旬の「たら」を用い、ナンプラーではなく「ゆず」や「みつば」といったなじみのある材料を使用して、食べやすく仕上げています。これらのメニューは、ただ美味しいだけでなく、季節感を感じさせ、話題を生む要素を持っています。
学園祭での発表
今年の10月には、学園祭「目白祭」において、学生たちによる「にっぽん食」に関する研究発表も実施されました。この場では、調査結果や新メニューのパネル展示、レシピブックの配布などを通じて、来場者と「にっぽん食」の魅力を共有しました。学生たちのアイデアが形となり、多くの人々に感動を与える機会となったことでしょう。
結論
日本女子大学とミツカンの「にっぽん食プロジェクト」は、食を通じたコミュニケーションの重要性を再認識させてくれる取り組みです。家族や友人とともに旬の食材を楽しみながら、それにまつわる会話やつながりを深めることができるこのプロジェクトは、多くの人々に新しい食の魅力を伝えています。今後の展開にも目が離せません。
詳しいレシピやメニューは、
こちらから確認できます。